10:VIPPER速報がお送りします:2011/09/26(月) 00:18:49.46 ID:V4zePH/d0
サキは長身で童顔、髪は短く、いつもジーンズにTシャツで飾り気が無く、
車は兄貴に売りつけられたマニュアル車でパンプスのまま運転したり、
明るいというかちょっと豪快な性格で、みんなに好かれていた。
当然ながら童貞の俺は惚れていたが基本的に派遣さんとの恋愛は禁止で、
過去にトラブルを起こした人が何人かいるそうで、
まあ、自信も無かったし、自分の気持ちにはフタをしていた。
そして社会人になり1年半になろうかという時に、事は起こった。
11:VIPPER速報がお送りします:2011/09/26(月) 00:26:03.94 ID:V4zePH/d0
仕事が終わり産業団地にある会社から駅まで歩いていると、
後ろからバタバタと駆けて来る足音が近づいてきて、俺の横で止まり、
「お疲れ様ですっ!歩くの速すぎです!!」
笑いながら話しかけてきたのはカナコだった。
カナコは俺のフロアの包装、出庫のリーダーで、
接する時間は会社で最も多く、仲も良かった。
何かミスでもあったのかと焦ったが、
普段は帰りの時間が違うので、
偶然見つけた俺を追いかけてきたらしい。
話しながら歩くと、相談があると言ってきたので、
駅と隣接している森林公園の低い展望台に登り、
ベンチに座ると
中々、相談を切り出さないので、
慎重に聞いてみると、言いにくそうに
「彼女とか好きな人はいるんですか?」と聞いてきた。
俺は社員だし、超鈍感な非モテなので、
ここも慎重に「何で?俺はいないけど、社員の誰かと何かあった?」
と聞いたら、なんだかバツが悪そうにうつむきながら告白されたんだ。
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