配達中にDQN車と事故を起こし修理費50万円を請求された→するとお得意先の893がやって来た結果・・・

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ドアはボコボコに凹み、元々の凹みは既に分からなくなり、 
ドアの塗装はボロボロと剥がれている。 

 

その間チーマーは泣きそうになりながら「すみません すみません」と言っていた。 
俺は自分にされたことも忘れ、すこし可哀相に思ってしまった。 

そんな俺の思いをよそに、更にヤクザの恐ろしさは加速する。

 

ヤクザA「あとで50万渡すから ちゃんとドア直せよ」 
チーマー「・・・」 

 

ヤクザA「ところで、車の修理代はこっちが持つけど、バイクの修理代はオマエが持つんだよな?」 
チーマー「…えっ??」 

 

ヤクザA「あん?だってオマエそうだろ?お互いに壊したものを弁償すれば解決じゃねーか」 
ヤクザA「○○よ このバイクいくらだった?」 

 

俺「中古で30万位でした…」 

 

ヤクザA「うーん…あっちも凹んだドアを新品にすることだし、 
   同じようにバイクも新品にしてもらったらどうだ?」 

俺「えっ?」 

 

ヤクザA「バイクはな、見えないところが壊れてたりすると、あぶねーぞ」 
   「遠慮しないで新品にしてもらえ」 
   「新車でいくらだこのバイク?」 

俺「多分60万位だと思います…」 

 

ヤクザA「そっか、じゃあ、消費税乗せて70万くらいだな?」 
俺「・・・」 

ヤクザA「ヘルメットは?」 
俺「多分3万くらいだと思います…」 

 

ヤクザA「そっか、じゃあ、消費税乗せて5万くらいだな?」 
俺「・・・」 

 

ヤクザA「全部で75万と…」 
ヤクザA「仲介手数料が…25万で…」 

 

俺・チーマー「え??」 

 

ヤクザA「お、ちょうどきりがいいな ぴったり100万だ」 
ヤクザA「さっきの50万とプラスマイナスして…オマエの払いは50万だな?」

 

俺はただただ呆然としてそのやり取りを見ていた。 

 

ヤクザが「○○よ オマエ怪我はしてないんだろ?だったら早く店に帰ってやんな」 

「店長心配してるぞ」と「後は任せておけ」と言われて先に帰ることにした。 

 

礼を言うべきなのかどうか迷ったが、一応「ありがとうございました」 
と言って、その日のビデオを渡して、その場を離れることにした。 

 

倒れていたバイクを起こしメットをかぶる前に、 
ヤクザBの「おら、オマエら全員免許証だせ コラ」と言っているのが聞こえた。 

後日、店長が「△△さん(ヤクザA)から預かってきた」と言って封筒を渡された。 

 

中には5万入っていた。 

なぜ5万なのか分からなかったが、 
よく考えてみると 

 

「30万(俺が初めに言ったバイクの金額)-25万(仲介手数料)=5万」 
ということなんだろうと思い、 

「やっぱりヤクザは怖いw」と思った。