『人を自●させるだけの簡単なお仕事です』→その衝撃の末路・・・

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82 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 02:27:02.63 ID:dXNG+K4x0

僕はあらためて聞いてみます
「結局お前は、殺されたがってるのか?」

「んー、殺した方がいいですよ」と標的は答えます
「初めてでもないんでしょう? 私で何人目ですか?」

僕はしばらくこう考えてから、こう言います
「どこまで知ってるんだ?」

標的はブランコをとめ、植木鉢に目をやり、
僕と目は合わせずに、こう言いました

「知ってるも何も、今あなたがしてるのは、
むかし私がしてたこと、そのままなんですよ」

90 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 09:58:09.71 ID:dXNG+K4x0

「八人、自殺させました。標的は十九歳から七十二歳まで。
男が六人、女が二人。四人は飛び降りで処理しました。
ロープが三人で、あとの一人はカミソリです」

「あなたもそうだと思うんですが、ある日突然、
人の体をのっとれるようになって、同時に、
自分が何をしなければならないのかが分かりました」

「最初の一人の他は、上手いことやれたと思います。
この仕事の良いところは、一人自殺させるたびに、
自分も死んで、生まれ変わったような気分になれることでした」

91 :名も無き被検体774号+ :2012/07/24(火) 10:12:55.58 ID:dXNG+K4x0

「あなたは、どうして自分がその能力を
持つようになったのか、分かりますか?」

僕は首をふりました

「これはあくまで私の予想に過ぎませんが、
あなたにバトンが受け継がれたのは、
おそらく、私が人を殺すのをやめたせいです。

九人目で、私はありがちなミスを犯しました。
同情してしまったんです、標的に対して」

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