187:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 21:02:40.62 ID:2abiLlXbO
男「関係を深めるのがどうにも苦手なんですよね…」ハァ
女姉「き、君なりの悩みがあったのね…けれど教えられるほど私も経験が…」
男「え、もしかして(友達作りの)経験ないんですかっ?」
女姉「………、ハイッ!? えっ、あっ、えっ!? ちがっ」カァアアア
男「意外ですね…そうは見えないのに…」マジマジ
女姉「いやっ…そうと決まったわけじゃ…」キョドキョド
男「あ、失礼なこと言ってすみません…経験ないとか…」ペコペコ
女姉「そんなこと謝らなくても結構よ!? ていうかそうと決めつけないで!」
男「でも経験がないってさっき…」
女姉「さ・ほ・ど、よ! さほど! まるっきり無しとは言ってないじゃない!」
男「すみません! ではご教授のほどよろしくお願いします…!」
女姉(墓穴を掘ってしまった!)
男「あの、無理して嘘をつかなくても良いんですよ…?」チラ
女姉「なによその同情した顔は…ッ! 良いわよ、大胆不敵な過去話しに震えなさい!」
188:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/30(日) 21:03:08.00 ID:2abiLlXbO
女姉(こうなったら見栄っ張り上等でとことん上塗りした恋愛話をぶっちゃけて──)バッ
女「………」ヒョコ
女姉(───うん?)ダラダラダラダラ
男「先生? 後ろがどうかしましたか、ぱふぃっ!?」バチン!
女姉「絶対に、振り向いちゃ、ダメ、わかった?」ミチミチミチ
男「ふぇ、ふぇい」コクコクコク
女姉(なぜにあの子が此処にッ!? 私たちの後を着いてきてた…? 一体どこから!?)チラ
男「…っ…っ…」ドキドキ
女姉(って不味い、この距離で近づいてたらあっちに勘違いされるっ)ぱっ
男「なんですか急に…びっくりしまたよ…」チラ
女姉「──行きましょうか」
男「えっ?」
女姉「さっさと行くのラブホテルに! 速攻で誰に見つかることもなく!」
男「声量考えて先生! いくら人気無くてもヤバい内容ですから!」
女姉「ごちゃごちゃいわずにさっさと行く…!」グイグイ
男「え、ええっ…やっぱり経験ないの誤魔化しにかかってるんじゃ…」
女姉「だまらっしゃい!!」ズンズンズン
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