男「あぁーッ! もう全部ダメーッ! 初対面から今まで、一つ足りとも全部ダメダメなんですけどッー!?」
叔母「君、意外と声がデカイね。それじゃ隣人さんに迷惑かけるよ」
男「今後の不安なんて駆け足過ぎる! …もう、もうもうもう…なんでうこうなるんだ、まったくぅ…」ドサ
男(やっと…やっと俺に転機が回ってきたと…なのにこの仕打はないよ…)
叔母「男くん」
叔母「君の保護者監督に選んだのは、君のお母さんだ」
男「は、はい?」
叔母「だから文句は親に言いなさい」
男(モロに責任転嫁し始めたこの人…)
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/28(土) 23:35:42.68 ID:EyCLAvJfO
男(…でも、確かにその通りではあるんだよな)ガサゴソ
ピッ プルルルル
男「もしもし…」
『あ。我が愛しの息子ぉー? もうそっち着いた? ん?』
男「ああ、着いたよ…着いて数秒で初対面の叔母さんに突っ込み入れたよ…」
『ガハハ! 良いよなぁーアイツの妹、ワタシも好きだわ』
男「……で?」
『うんうん。言いたいことは分かる、けど我慢しろ。そこで高校三年間、過ごせ』
『こっちはアイツとの離婚調停で依然、てんてこマイッチングだっつーの』
男「はぁ…もう気持ちは決まってるなら、さっさと別れちまえよ…」
『そうは出来ねーのが大人だ。制約、婚約、夫婦関係、どれも笑っちまうぐらいに枷になる』
男「……」
『つかワタシも言ったろ? 幾つか代わりの候補見せてやっただろ。そこを選んだのテメーじゃねえか』
男「そうだったとしても…ッ! まさかこんな、色々とあるだろ!?」
『こんな人の所に、って言いかけたろ。ガハハ、いいじゃん別にぃ~、お○ぱい大きいじゃん?』
男「……っ…何を言ってんだ、まったく…!」
『あれ? 喜ぶと思ったから秘密にしてたのに…』
男「何を言ってんだまったくッ!」
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