48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/31(火) 13:50:58.07 ID:AXvPn1yvO
次の日 叔母宅
男「──クリーニング屋に出しっ放し、ってオチでしたか」
叔母「本当に申し訳ない」ペコリ
男「い、いや見つかったなら別に…」
叔母「じゃあ部屋を綺麗にしてもらったお礼を」
男「ええ、その点に関してだけは受け取っておきます…今を常に維持してくださいね、本当に」
叔母「善処する」コクコク
男「本当に感謝してます?」
叔母「もちろん」キッパリ
男「まあ、無事に見つかって何よりですよ。一時はどうなるかと思いましたけど」
叔母「面目ない…まさか写真の裏でメモ代わりにしてたとは…」
男「俺もびっくりです。思い出のへったくれもないですよね、その扱い方」
叔母「多分、高校生、制服、という要点を抑えとけば大丈夫だろうという感じだと思う」
男(物の下敷きになってた時点で要点もなにも…)
男「じゃあ、受け取りに行ってきますね。叔母さんはこれから仕事でしょうし」
叔母「何から何まで…」
男「良いですって。むしろクリーニングに出して頂いて有難いです、あと、住所の方を…」
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/31(火) 13:51:32.87 ID:AXvPn1yvO
叔母「ん? ああ、それなら」ピラリ
叔母「この写真の裏に書いてあるから持って行っていいよ」
男「写真の万能感やばいっすね」
叔母「うん。ついでに捨てて良いから、それ」
男「へっ?」
叔母「別に高校時代に思い入れあるワケじゃないし、今になって思うとそれがメモ帳に使った理由かもね」
男「いやにさっぱりし過ぎじゃないですか!?」
叔母「だから捨てていいよ。私じゃ捨てるのも面倒くさがりそうだもの」チラ
叔母「行く準備しなきゃ。それじゃ男くん、またラブホテルとかで」ビッ!
パタン
男(なんちゅう人なんだ、写真を捨てろと。甥っ子に思い出の一部を捨てろと言うのか)チラリ
男「………」ドキ
男(…別に好きにしていいなら…モゴモゴ…俺が持ってても、うん、別にいいよな、良いよね!)ゴソゴソ
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