72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/03(金) 15:16:42.74 ID:bWGqtqfcO
叔母「その分、安く買い物出来たから良しとしようよ」
男「そ、それは確かに行幸でしたけどねっ!」プイッ
叔母(これがケルケル君が言ってたツンデレかな?)
男「って、いうか。叔母さんの用事は良いんですか? もう帰り道ですけど」
叔母「ん? もうとっくに終わってるよ、ありがとう」
男「……? もろもろ含めてどういう意味です?」
叔母「私は商店街の連中に気に入られてないからね、あんまり来れないんだココには」
叔母「ふと気になっても気軽に来れる気がしない」スッ
男(あ。そういや煙草屋のお婆さんと喋ってる時、すごく楽しそうだったな)
男(他の店でも警戒度マックスだったけど、会話してる姿はみんな最後は笑顔で───)
男「──良かったですね、今日はこれて」
叔母「うん。良かったよ」コク
男(普段は周りのこと全然気にしてない感じだけど、ちゃんと想ってるんだなあ)ニコニコ
73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/06/03(金) 15:18:59.69 ID:bWGqtqfcO
叔母「さて、それじゃあ」
叔母「見た限りの売上ぶりを兄貴に報告するかな」
男「ん?」
叔母「うん? だから君の父親で私の兄貴が、ココの商店街潰そうとしてるから…」
叔母「数ヶ月に一回見回りしに来てるの。その代表が私、面倒くさいんだよねコレ」
男「なにそれ恐ッ! そりゃみんなに嫌われるしみんなヘコヘコするわ!」
叔母「そうでもないよ。普段は面と向かって文句言ってくる強者揃いだよ」
男「ちょ、ちょっと待って下さいよ…!? じゃ、じゃあ俺の正体がバレたらどうするんですか…!?」
叔母「そりゃ巨悪の代官様の息子となれば、うん」フゥー
叔母「そういや、くらむちゃうだーって美味しいの?」
男「誤魔化しが下手くそ過ぎるッ! だァー!? 明日から買い物しずらァーいッ!」
叔母(しずらいだけで行くんだね、凄いなこの子)プカァ
男「あぁもうどうしよう…っ」
叔母「大丈夫。きっとバレても売り物ぼったくられるだけだから」ニコ
男「その時点でアウトなんですけどねェ!?」
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