106: 2013/03/26(火) 18:50:43.10 ID:YhgfQP5A0
姫「へぇ~・・・・」
じきに実家が見えてきた
親父ががんばって建てた結構大きな一戸建てだ
ガラガラ・・・
男「ただいま~」
玄関で叫ぶ
父「ん?男か、帰ってきたのか?」
男「おお、親父。今日は会社は?」
父「お前な・・・俺がいくつだと思う?もう定年だよ」
男「そうだった」
母「おや?そこの小さなお嬢さんは?」
説明しずらいが・・・今後両親の協力なくして姫を守り切るのは難しいだろう
男「こいつは姫。ちょっと訳ありでね」
父「まぁ詳しい話はお茶を飲みながら・・・」
111: 2013/03/26(火) 19:03:41.24 ID:YhgfQP5A0
流石にハードな部分は避けたが虐待の話まで説明した
男「という感じで、今は俺のアパートで保護ってかんじ」
母「あんた一人で大丈夫なの?」
今回実家に来たのはそのことがメインだった
男「本当に勝手なんだが・・・こいつをこの家で保護してくれないか?」
姫「・・・・え?」
姫が驚いてこっちを見てくる
男「俺も色々考えたんだけど・・・やっぱり俺一人より親父たちの方がいいと思うんだ」
姫は俺一人で保護するより親父たちの方が適任な気がした
ここなら部屋もたくさんあるし、向こうの父親もこんなところにいるなんて気がつかないだろう
姫「・・・いやだ・・・男と一緒じゃないと!」
意外だ・・・
なにが意外って、姫がこんなにも自分の意思を口に出すのは初めてだった
男「でもな・・・この方がおまえm・・・」
バシッ!!
いきなり殴られた
男「いって・・・何すんだよ」
殴ったのは母だった
母「なんかふにゃふにゃふぬけたこと口走ってたもんでね・・・。かちーんときちゃったよ。母ちゃん」
男「なんで・・・?」
母「あんたが決めて保護するって・・・その姫ちゃんと約束したんだろ!?」
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