美しすぎる学校の先生が不登校になってしまったので家にお見舞いに行った結果・・・

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37: 名も無き被検体774号+ 2014/03/12(水) 08:04:59.43 ID:zSMs1Lti0
 それから四日後のことだった。
先生が学校に来なくなったことを告げたときと同じ口調で、件の数学教師は僕らに告げた。先生が学校を辞めた。僕らの進路指導担当はその数学教師になっただとか、人員補てんのために学年副担任が新しく誰々先生になっただとか、そういう事務的な説明が二、三続いた。それがいったいなんだって言うのだ。
学校に生きる僕が、学校に生きるために必要だった説明通達は、漏れなく聞き漏らした。
頭髪の薄い中年教師の痰が絡んだ声など、もう一言だって、この脳みそに取り込む余裕はなかった。
50分間がこんなに長く感じたのは、初めてのことだった。

数学の授業が六時間目で本当に良かった。
担任教諭の授業が終わり、ホームルームもなし崩し的に終わり、僕はスクールバッグをひっつかんで駆け始めた。
廊下を抜け、階段を転がり、上履きを履き替えるのももどかしく、制靴のかかとを踏んで僕は学校を飛び出した。

数学の授業が六時間目で本当に良かった。
もしも朝一であの話を聞かされていたら、きっと僕は途中で学校を抜け出していたに違いない。

風景がすべて後ろに吹き飛んでいく。

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