クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

【PR】Akogare


もちろん、ななこさんはひまわりが事故に遭ったことを知っていたし、お見舞いにも来ていた。
それでも、一から十までを、ななこさんに話した。
それは、オラの愚痴でもあったし、贖罪でもあった。自分がこれだけ嫌な人間であることを、誰かに聞いてほしかった。

 

ななこさんは、オラの話を何も言わずに聞いてくれていた。
そして、話し終えたオラに、笑顔を向ける。昔と変わらない、あの頃のままの笑顔を。

「……しんちゃんの気持ち、何となく分かるよ。しんちゃんだって、本当は二人を祝福したいし、風間くんを恨んでなんかいないんだよね?」

「……うん」

「でも、どうしても風間くんとひまわりちゃんに強く当たってしまう……。それはね、きっと、まだしんちゃんの中で色々整理がついてないからだと思うな。
お兄ちゃんだからしっかりしなきゃいけない。お兄ちゃんだからひまわりちゃんを支えないといけない。たしかに、それは立派なことだと思うし、ひまわりちゃんも救われてると思う。
……だけど、しんちゃん自身はどうなのかな」

 

「オラ……自身……」

続きは次のページからご覧ください!!