クレヨンしんちゃんの20年後の物語に感動の涙。。。。

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「……お兄ちゃん?お兄ちゃん?」

「……え?」

ふと、ひまわりがオラを呼んでいることに気付いた。

「もう~。ちゃんと聞いてる?」

「あ、ああ……ごめん……」

「……」

するとひまわりは、神妙な顔でオラを見てきた。

「……お兄ちゃん、なんか変だよ?何かあった?」

「……」

少しだけ、どうするか悩んだ。

でも、ここで黙ってても、何の意味もないだろう。
風間くんは決意を固めて、オラに言ったんだから……

 

「……今日、風間くんと会ってたんだ……」

「……え?」

「全部、聞いたよ……」

「……」

室内は、静寂に包まれる。
時計の針だけが、時を忘れないように、懸命に音を鳴らしていた。

 

「……そっか……聞いたんだ……」

ひまわりは、諦めたように呟く。

「……いつからなんだ?」

「……風間くんが、海外に行く前からだよ」

「ずっと連絡を取ってたのか?」

「……うん」

「そうか……オラに黙って、か……」

「それは!……ごめん」

なぜだろうか。言葉が、止まらなかった。

「……結局、オラは信用されてなかったんだな。
風間くんは幼稚園からの友達、ひまわりは妹……なのに……」

「そ、そんなつもりじゃ……!」

「もういいよ。……今日は、寝る……」

ひまわりの言葉を遮り、オラは二階に上がる。

(……最低だな、オラは……)

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