「……うん、一緒に行こうか!」
「はい――!」
そしてオラ達は、玄関を飛び出していった。
……こうして、オラ達の日常は重ねられていく。
人生では、出会いがあって、別れがある。
でもその中で、きっと手に入れる素晴らしいものがある。それは心の中に残り、生きる力に代わるんだ。
――そしてまた人は前に進み、新たなものと出会うんだろう。
「――少し急ごうか!あいちゃん!」
「はい!しんのすけさん!」
オラは彼女と、街の中を駆けて行く。とても暖かくて、安らげる手を握りながら。
オラ達の物語は、これからも続いて行くのだろう。……いや、きっと今から始まるんだと思う。
――また新しい、物語が………。
END
さていかがでしたでしょうか?異常な長さですよねw
でも何か読み終わった時に周りの人を大切に思う気持ちや世の中は意外と単純なんだなと考えさせられたお話でした。
みなさんにもなにか残るものがあったならば幸いです。


