19:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 21:11:07.97ID:nZYABTmw0.net
長いから簡潔に書いて
21:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 21:17:46.64ID:L7NhyiFV0.net
そうだ!痩せよう!!
すっ飛ばして結論から書くと、25キロのダイエットに成功した。
25キロやせたとき、すでに19歳になっていた。
俺とは中2の15歳から始まり、19歳になった今でも、たまに連絡を取っていた。
俺と連絡を取り始めてからの4年間。
俺から何度も会ってみたいという話がでた。
でもその度に断ってた。
だってまだまだデブなんだもの。痩せるまで待ってよ。
なんて言えない。デブだという事実を隠したいから。
嫌われたくない、関係を終わらせたくない、その一心でありとあらゆる理由をつけて断り続けた。
挙句親父を入院させる嘘までついた。ごめん親父。
そうしていると俺も会うことを次第にあきらめだし、徐々に連絡頻度は落ちてった。
すっごく悲しかったけど、会ったところで嫌われちゃうし、連絡終わっちゃうから、このままの関係のほうがましだと思った。
なんか断り続けて申し訳なかったから、こっちからの連絡も減らした。
なんだかんだいって半年以上連絡があくことはなかったけど
俺に彼女ができたり、私も好きな人いたりで、ふと思い出したときにお互い連絡をとりあう
そんな感じだった。
23:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 21:25:31.15ID:L7NhyiFV0.net
そして19歳になり私は大学生俺は社会人に。
私が通う大学は俺が住む市にあったのでいままでに比べ物理的な距離は縮まった。
ある日の電話
私「引っ越してきて都会でびっくりした!いろいろ遊びに行きたいけど遊ぶ友達がこっちにいない」
俺「大学の友達は?」
私「まだそんな中じゃないんですよ」
俺「じゃー俺とあそぼ」
私「・・・・・・」
俺「いやもう5年経つよ!?そろそろあってくれてもいいでしょ!wまだだめ?」
なんの前触れもなく一週間後に突然会うことが決まった。
テンパって女子っぽい服買いに行こうとかいろいろ思ったけど結局いつもの私で会うことに。
25:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 21:34:06.86ID:L7NhyiFV0.net
待ち合わせ場所についたら彼の車らしきものを発見。
「ヒェッ・・・あれだ・・・」
とぅるるるるr
俺「はい」
私「着いたんだけどもういるよね?あの車でしょ?車で初めましてとか無理だよ1回外出てきてお願いします」
俺「なんでw別いーけどw」
緊張でどうにかなりそうだった
案の定その車から彼らしき人物が
私「わーわーわー!俺!?初めまして!ふふふ!わたしだよ!ふふふ!」
俺「声でけーよ」
私「ねぇ緊張しない!?私くちから心臓でそう!そもそも出会い系で出会うなんてうんたらかんたら」
俺「深呼吸して」
俺は明るい髪色、長めのパーマ、超しお顔。
私とは無縁の今風男子。
私緊張するとずっとわらってるんだけどこの日はずっとわらってた。
俺「とりあえず車のろー」
私「おじゃましまーすふふふ」
俺「まだ緊張してる?」
私「いやだいぶ落ち着いたふふふ」
それから俺は海に連れてってくれた。
砂浜があるような海じゃなくて工場地帯みたいな釣り人が集まる方の海ね。
その気取ってなさが気持ちよかった。
27:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 22:10:11.10ID:L7NhyiFV0.net
ID変わったけど>>1です
つづき
気付いたら私は俺に向かってこう言っていた。
『あのさ、俺はいろいろと私にとって初めてなんよ。
こういうメールから始まって、会うのも初めてだし、こんなにメール続くのも初めて。
いろいろ音楽も教えてくれて、影響たくさん受けたよ。
うまく言えんけど。
初めて会ってこんな気持ちになるとは思わんかったんやけど
なんか、会ってみて、あの、わたし俺のこと好き!』
俺「・・・・・」
私『え、わたしいま告白した?』
俺「告白ってとっていい?」
私『・・・うん』
正直自分で話してて本当にびっくりした。
何言ってんだって思った。
でも俺は驚いた顔もせずに
いつもの私が好きな笑い方をしながら
「フフッ、別信じるよ。
でもまだ初めて会ったばっかりやし
これから2人でいろいろ遊びに行って
まずはもっと仲良くなろ?」
いま思えばこの時の彼の笑い方と表情
これで完全に恋に落ちたと思う。
29:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 22:13:57.55ID:L7NhyiFV0.net
それからその日は駅まで送ってもらって帰宅。
ひとまずありがとうの連絡をしてその後はいつも通り連絡していいかどうか迷った。
でもあの返事からして自分に自信がない私は、俺的にはナシだったんだろうなって思って連絡を控えてた。
俺の反応が分からないまま、なんとも言えない連絡頻度だった。
初めて会ってから1ヶ月もたたないくらい。
俺から電話がきた。
その電話に出れなかった私は、俺から連絡が来たことを喜びながら折り返した。
30:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 22:26:31.69ID:HHXDgefGx.net
やばい気になる
上手くいってほしい
33:名も無き被検体774号+ : 2019/03/07(木) 22:41:27.35ID:L7NhyiFV0.net
私『もしもーし!』
俺「………」
私『もしもし?』
俺?「…………もしもし」(すごい可愛い女の子の声)
!?!?
私『……もしもし…?』
?「……誰?」
私『…えっと、どちら様でしょうか…?』
?「いや、そっちが誰?」キレ気味
私『私 と言います。俺くんの携帯じゃないんですか?』
?「はあ!?お前まじ誰や!!なんで電話してきた!?」
突然怒鳴られた。