「どうしたの?」の女の子たちが心配しそうにしている。
男たちはその理由を察しているのか何も言わず。飯島「なんでもない。じゃあ、行こうか」
少し気まずい空気が流れたが、なんとかなったみたいだ。
居酒屋へ向かって歩いていると、飯島が近寄ってきた。
俺「えっ?」
飯島「いや、俺さんの事、呼んでないんですけど」
俺「いや、田代さんが来ていいって言うから」
飯島「・・・・・・」
それ以降、俺を空気のように扱う飯島。あっ、俺の心の奥底で何かが吹っ切れた。
俺もその輪に入ろうと試みるが、どこか上手くいかない。
そりゃあ、女性恐怖症とまではいかないけれど、女の子と話すのは苦手だよ。
初対面の女の子と話すなんてハードルが高い。という事で、狙いを飯島に定めようと決めた。
今泉と話している飯島の横に並んで歩く。
今泉「でさ、○○すごくねぇ?」
飯島「ああ、私もそれ見た。凄かったよね~」
俺「そうだすね。あれは凄かった」
今泉「△△も面白いと思うんだけど、見た?」
飯島「あっ、それ見たいんだけど、まだ見てなーい」
俺「ああ、あれね。俺は見たよ。つまらなくはないけど、□□の方がいいよ」
二人の冷たい目線が再び。でも、キニシナイヨ。
※飯島は女。
今泉「それよりも今日は楽しみだね。飯島ちゃんは酒好きなん?」
飯島「うん、弱いけどね。結構好きかも」
早速、俺を蚊帳の外へと誘おうとしているが、
こちとら学生時代からこんな展開には慣れているんだ。
そう簡単にひるんだりはしない。
俺「いやぁ~今日はたくさん飲んじゃおうかな!」
今泉と飯島の会話が無くなった。ほぼ無言のまま居酒屋へ。
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
乾杯して、自己紹介が始まった。
男どもはみんな無難な挨拶。ふん、チキンめ。
松本はウケを狙っていたけど、見事に滑っていた。女の子たちはみんな可愛らしい挨拶。かわえぇ。
飯島もぶりっ子していてムカついたが、少しだけ可愛かった。
うん、今日は楽しくなりそうだ!
俺の挨拶? パラパラとした愛想拍手だけでしたよ。
自己紹介何したか言えwwwwwwwwwwwwwwwww
男と女の子が交互に座り、準備万端。
俺は角の席で、隣に女の子田中さん。目の前に飯島。その隣に今泉。
席に座った時に飯島と今泉が嫌そうな顔していたのはきっと気のせいだろう。
要望があったので、自己紹介の場面へ。
俺「はじめまして。俺と言います。今日はなぜか来てしまいましたwww
これも何かの縁だと思うので、思いっきり楽しみたいと思います!」
なっ、普通だろ? 男たちと飯島の視線は冷たかったけど、
女の子たちは普通に拍手していたぞ。出だしはオッケー。
松本「今日は運命の彼女を見つけに来ました。
ハートをゲットしてやりますよ」
ここで手をピストルの形にして「ドキューン」
きもすぎるw
で、話を戻す。
早速、飯島にちょっかいを出してやろうと思ったが、
隣にいた田中さん。ぽっちゃりとしているがデブとまではいかない。
おっぱいは大きいし、目がクリクリしている。
そんな田中さんが話しかけてきた。
田中「どうも~俺さんて言うんですか?」
ぬぬぬ、か、可愛いじゃないか。心臓がドキドキしてきた。
脳みそフル回転で話をした。田中さんも笑ってくれていた。
やばい、今日で彼女ができてしまうかもしれん。でも、なぜか知らないけれど、次第に田中さんは隣の織田への質問が増えている。
俺が話しかけても、会話はすぐに終わり、織田へシフト。
じらしているのかな?
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