しくじり俺「まぁもちろん勉強もちゃんとして欲しいけどな、要はバランスよく生きろ」
高校俺「あ、あぁ」
しくじり俺「ん?あぁ~そろそろか」
高校俺「そろそろ?」
しくじり俺「俺帰るから」
高校俺「え…もっと未来の事教えろよ」
しくじり俺「無理、俺が空虚な契約社員人生って事しか教えられない」
しくじり俺「あとは…あ、そのうち姉ちゃんの友達が家にお泊りする時があるから……」フワッ
高校俺「消えちまった……」
高校俺「…友人か…まぁ寂しいってのは事実だしな……」
数か月後
宮田君「俺くんさぁ、デュエマやらない?」
俺「デュエマ?あぁ~小学生の頃やってたな」
宮田君「やろうぜ」
俺「でもデッキが……」
宮田君「構築強くて安いからさ」
俺「…そっか、じゃあやってみるかな久しぶりに」
小沢君「俺君、ここ教えて」
俺「はいはい、ここは」
小沢君「さすが俺君~」
俺「はは…帰っても勉強しかする事ないしな」
小沢君「じゃあ今日カラオケ行こうぜ、加藤も誘ってさ」
俺「はいはい」
夜
高校俺「ふぅ…歌った…小さな恋のうた歌うとのど痛いな」
高校俺「まぁ楽しかったけど…漫画とかゲームみたいな青春じゃないけどあの時と比べると学校も楽しいな」
高校俺「たっだいまー」
姉友「こんばんわー」
高校俺「は?」
姉「今日ゼミの論文仕上げるから友達泊まるから、あまり部屋から出ないで」ヒソヒソ
高校俺「あ、うん……」
高校俺(綺麗な人だな~)
高校俺「……」
高校俺(いや、どうしろと言うんだよ未来の俺……)
卒業式
宮田君「俺君はやっぱ大学か」
高校俺「まぁね」
小沢君「よし、カラオケ行くか」
高校俺「小沢君そればっかだね」
小沢君「祝賀会だよ!モンパチ歌うぞ」
高校俺「はいはい」
?「……」
?(そろそろ俺の出番か……)
大学
大学俺「おっつっつー」
大学俺(大学生活か…意外と暇が多いな…まぁその分カードとかゲームできるからいいけど)
大学俺「さーてと…カードショップ行ってストレージ漁りとデュエルでもしようかねっと」
しくじり俺「止めとけ」
大学俺「は?」
大学俺「…もしかして、しくじり俺?」
しくじり俺「…もう慣れたもんだな」
大学俺「まぁ3度目だしな」
しくじり俺「とりあえず俺がしくじり俺だという証拠を」
大学俺「いや、その性癖告白マジでいいから……」
しくじり俺「そうか?まぁ大学となるとネタも少なくなって下着女装して風イ谷行ったりするしかないからな」
大学俺「何それ?俺そんなことするの?」
しくじり俺「あ、これまだだったか」
大学俺「……」
大学俺「で、次は何だよ」
しくじり俺「今のお前は遊びと勉強両立できていると思う」
大学俺「うん」
しくじり俺「だが、少しは課外活動をした方がいいんじゃないのか?」
大学俺「は?」
大学俺「なんだよ課外活動って」
しくじり俺「バイト,ゼミ,サークルの事」
大学俺「…いやいや面倒くさいしいいよそういうの」
しくじり俺「そうも行かないんだよ」
大学俺「え?」
しくじり俺「お前、否応なしにでも3年の冬から就活するんだけどさ、これらの活動がないと就活詰むんだよ」
大学俺「なんで?お前勉強とコミュ力って昔言ってたろ」
しくじり俺「そうなんだが、面接で聞かれる事に学生時代に力を入れた事って聞かれるんだよ」
大学俺「うん…でもそれって学業でもいいんじゃないの?」