スペック
俺 18才(当時)
フツメン
165センチ痩せ型
彼女 18才(当時)
155センチ
ちょいぽちゃだけど顔はきゃりーぱみゅぱみゅに似てたから以下きゃりー
同じ高校の同級生で、ずっときゃりーに片思いしてた俺
高校卒業直前に焦って告ったらまさかのOK
年齢=彼女いない歴、当然童貞だった俺は舞い上がった
すぐに卒業式だったからもっと早く告ってりゃよかったと思った
憧れの制服デートは結局卒業式の時に一回しか出来なかった
>>2
まあ聞けよw
俺はFラン大、きゃりーはスタイリストになりたいと言ってモード学園みたいなところにそれぞれ進学した
大学生の俺に比べてきゃりーは忙しく、授業も毎日16時頃までプラス自主的な居残り、バイトは夜中しか出来ないと言って居酒屋で働いてた
たまーにバイト休みの土日があればデート出来た
忙しい合間にマメにメールや電話、時にファックスまで送ってくれるきゃりー
たまにしか会えなくても俺は満たされていた
ある日大学で逆ナンされた俺
そんな事初めてでドキドキしたがきゃりーよりブスだったし何よりきゃりーを裏切る気にはとてもなれず断った
何の気無しにそんな話を、デート中にきゃりーに話した
俺「こないだ学校で知らない女に声かけられちゃったwwwビックリしたwww初めての逆ナンだったwww」
きゃりー「えっ」
それまでニコニコしてたきゃりーの顔色が変わった
>>11
チビでサーセンwww
いじらしくて可愛くて俺の浅はかさで傷つけた事がいたたまれなくて、力一杯抱きしめた
「痛い痛い」ときゃりーが言ったので手の力を緩めると、ボタボタ涙こぼしながらも笑顔で俺を見上げるきゃりーの顔が目の前にあって、理性がぶっ飛んだ
童貞のくせに、俺はきゃりーにキスをした
そこからは流れるようにホテルへ行き、俺ときゃりーは初めて結ばれた
ちょっとぽっちゃりしたきゃりーは柔らかくて工口くて最高だった
この時の初めては一生忘れられない
今でも思い出して抜ける
きゃりー「泣いたりしてごめんね 俺くん大好きだよ 信じてるから、信じてね」
俺のために泣いてくれるきゃりーを信じよう、そして俺もけして裏切らないと、固く決心した
すぐにやべーと察知した俺
俺「もちろん断ったよ!俺がきゃりーを裏切るわけ無いじゃん!」
きゃりー「……」
俯いて黙り込んでしまったきゃりーを見て、こんな話しした事死ぬほど後悔した
華やかで友達も多く、俺の前に何人か彼氏のいたきゃりーに、俺だってモテるんだ油断するなよと遠回しに言いたかった気持ちもあった
俺「きゃりー…」
きゃりーは泣いていた
きゃりー「私がなかなか会う時間作れないから…俺くんが他の女の子に行っちゃっても、私は何も言えない…ごめんね…」
何を言ってるんだ!マメに連絡くれるしいつも俺を気にかけてくれてるじゃないか!夢を追いかけてるきゃりーが好きなんじゃないか!と言いたかったがその前に俺はきゃりーを抱きしめていた
それから相変わらずきゃりーは忙しく、暇な俺は会えない時間はバイトしまくった
ホテル代は男が出すという俺なりのルールがあったし、とにかく稼ぎまくった
夢を追うきゃりーのバイト代は俺の4分の1も無かったから、ホテル代以外の食事とか映画とかカラオケとかのデート代も、きゃりーが気を遣ってしまわない程度に多めに出してあげた
そして会うたび猿のようにSE×しまくった
お互い相性良かったんだな
俺が初めてじゃないきゃりーも、「こんなに気持ちいいの初めて」「中でイケるなんて思わなかった」って言ってたから、元カレ達に勝った気がして大満足だった
やがて2年がたち、きゃりーは専門学校を卒業し、尊敬していたスタイリストに弟子入りした
ここらへんから、きゃりーが変わってきた
どうやらスタイリストの師匠がイケメンらしく、何かと俺と比べてきた
「俺くん、もっとこういうシャツとか着てみたら?」
「髪とか染めてみたら?」
「ネックレスとか何かアクセ着けてみたら?」
「うちの師匠はこういうのが今流行ってるって言ってたよ」
今まで俺をあるがまま受け入れてくれてると思ってたから、他の男と比較して俺をそいつに近づけようとしてくるきゃりーに俺は不信感を抱いた
というかこいつ、俺よりその師匠が好きなんじゃないのかと思い始めた
冗談ぽく、かつズバリ、きゃりーに聞いた
俺「きゃりー、俺よりその男の方が好きなんじゃないの?www」
きゃりー「……」
きゃりーは俯いて黙り込んだ
この光景は見覚えがあった
俺が逆ナンされた話をした時と同じだ
しかし状況が違いすぎる
今黙り込まないでくれよ!否定してくれよ!笑ってくれよ!冗談にしてくれよ!
俺の願いも虚しく、きゃりーはあの時と同じように、ボタボタと涙をこぼした