廃墟巡りしていたら呪われていたことが発覚した結果・・・

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232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:52:59.64 ID:wMCDdSGK0
2階から順にくまなく捜索して、特に面白いことも無いまま屋上に着いた

ちなみに階段は一つだけだ
奥にもう一ヵ所あったが完全に抜けていた
廃墟の立地は、正面以外は崖になっている

時間はまだ深夜12時
始発は6時だ
AとBが飽きたのか、俺が持ってきたレジャーシートを敷いてコンビニのおにぎりを食べ始めた

俺とCは物足りないのでもっと散策することにした
トランプとUNOをABに渡し階段を降りた

237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:54:40.22 ID:wMCDdSGK0
突然耳鳴りのようなキーンとした感覚
まだ見ていなかった1階の奥の方に行った時だった

C「またかよ…」

やはりCも感じている

奥の窓は全開で、木が鬱蒼とした崖が見える
そのむこうは闇なんだが、その闇が動いている
闇の中で何かが動いている感じ
背景が見えたり見えなくなったりするあの感じ
何かわからないがちょうど人ぐらいの大きさ
なのに全体的にぼやけてよくわからない

241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:55:46.91 ID:wMCDdSGK0
本能的にヤバいと感じて少し後退りする

俺「何あれ?」
C「コウモリの群れとか」
俺「もっと細かくない?」
C「動いてる」
俺「こんなんゲームで見た気がする」
C「こっち来てるよな」
俺「うそぉ!?」

二人揃って逃げ出した
Cが前を走って階段をのぼる
正直俺はこの敷地から出たかったが、
荷物とABを置いてはいけないので仕方なくついていった

244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:56:41.67 ID:wMCDdSGK0
Cが窓によじ登り、飛び越える
それを焦りながら待つ俺
階段の下から断続的な音が聞こえてくる

ーーーンンーーーンーーーーーー

虫の羽音のような、壁の向こうで男が喋っているのが響いているような、そんな音

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:56:49.92 ID:odVZXW02O
お前 耳鳴り大好きな

251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:57:48.99 ID:hM7lEOJY0
盛り上がってきたな・・・

253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:58:19.59 ID:wMCDdSGK0
後ろも振り返らず飛び越えた
そのまま屋上まで走った
背後からは気配が消えない
階段を上りきり、屋上に出る

A「うのぉっ!!」
B「うわぁーやべー!?」

呑気にUNOしてやがる
2人でやって何が面白いのか

254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:58:46.57 ID:AOiWSCiyO
耳鳴りがしたときは幽霊がいるときってばっちゃがいってた

256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 03:59:24.15 ID:lwvzJCix0
今後耳鳴りする度にgkbrじゃねーか


259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:00:07.15 ID:wMCDdSGK0
その後はUNOしながら今見た人型の話を2人にした

A「そいつ俺の連れだわwww」
B「つ、作り話バレバレ!!」
Bはビビりまくり
Aは爆笑

A「もっかい見に行こーぜwww」
A「>>1とC案内して」
俺「了解」
B「そ、そんなことよりババ抜きしようぜ!」
C「じゃあ俺おにぎり食いたいしBと待ってるわ」

俺とAが1階に行くことになった

262:ぺぺ ◆SeXD.Q.Nrw :2012/01/28(土) 04:01:36.90 ID:/iPDRst50
そろそろかな・・・ゴクリ

266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:02:37.89 ID:p24bBF6yO
普通Bみたいにならない?
勇気ありすぎ

267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:02:43.93 ID:wMCDdSGK0
耳鳴りってのは正確には耳鳴りじゃない
耳鳴りするときって回りが静かになるだろ?そんな感じだ
空気が変わる

Aの過去の女の話で盛り上がりながら1階へ
奥は真っ暗
懐中電灯Cに渡したのを忘れてた
仕方なく携帯の明かりで進む

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:02:48.68 ID:L6RNkeSy0
廃墟で飯食えるか?

273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:03:39.58 ID:ji5D/oCd0
>>268
呑気な人なら
俺は無理

276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:04:43.26 ID:wMCDdSGK0
階段と屋上は月明かりで結構明るいから見えるんだ

1階まで降りたがさっきの気配は消えていた
アレを見た奥に向かう

278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:05:03.77 ID:ji5D/oCd0
>>1はかなり勇気あるな

280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:07:00.36 ID:wMCDdSGK0
奥の広場まできた
窓を凝視しながらゆっくりと近づく

窓に集中するあまり、瓦礫に足を取られて躓いた

瞬間、空気が変わった

キィーン…

282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:07:44.72 ID:lXg2N2vq0
わっふるわっふる

283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/28(土) 04:08:25.84 ID:wMCDdSGK0
ーーンンーーーーンーーーーー

あの音が聞こえる

顔を上げると、目と鼻の先に顔があった
真っ赤な唇の女の顔
カタカタと首を振りながら笑ってる女の顔