6(左)出ておいで
ワイがカフェバイトをクビになった後
ワイは寝込んだ
何か人と関わりたくも無かった
母ちゃんも嫌だった
父ちゃんも嫌だった
ワイは1人になりたかった
でも父ちゃん母ちゃんは
ワイに声を掛ける
今日のご飯はエビチリだよー
久し振りにゴルフでも行くか?
でもワイは答えなかった
傷付いてたから
ワイはガンダムオンラインをやりながら
「うるせえボケ」
と返答していた
それでも父さんと母さんは
ワイに声掛ける
優しく
見放してくれないのだ
出ておいで
やめてほしいな
本当に
逆に出にくいよ
そんなに待たないでくれよ
ほっといたら勝手に出るから
優しすぎるんだって
その優しさが辛くなるんだって
自分が矮小でちっぽけな存在に
思えてしまうんだよ
だからワイは今日も
ガンダムオンラインをやるのだ
7(一)手を繋いでみようか
ワイは性欲が高い男だ
毎日2回はしているほどの
Oナニー大好き男だ
でもワイは自信を持ったりなどしない
だって世界にはワイよりも
凄い人なんてたくさんいるのだから
そんなワイも今年で27
そろそろ童Tも卒業したいお年頃
だからワイは決めた
決めたのだ
風イ谷にいこう
軍資金は手に入れた
二万円あれば足りるだろう
ワイは向かった 街中に
でも分からなかった 場所が
そして風イ谷にも種類があることを知った
風イ谷ってHしない所もあるんだ
ワイは調べた
インツァーネットで
食べログの評価が良いところを調べた
そして見つけた
ジュデーム
良い名前だ
ワイは突撃ラブハートした
許さんならな
7(一)手を繋いでみようかpart2
ワイは初めての体験でよく分からなかった
というか怖かった
生きて帰れるのか
心配だった
でもそんな心配は杞憂だった
すぐに部屋へ案内された
部屋には中の下くらいの女がいた
ワイはガッカリしたが
凄くガッカリしたが
とてつもないほどガッカリしたが
チンポはそそりたっていた
これから始まるスペシャルタイムに
ワイの下半身は正直になっているのだ
ワイは生まれて初めて女体に触れた
むさぼり尽くした
揉んで揉んで揉みしだいた
初めての体験でワイはヘヴンしていた
でもそんな天国も終わりを告げる
痛いんだけど
加減が分からなかったのだ
よく見ると嬢の胸から血が出てる
ワイは血の気が引いた
自慢のエクスカリバーも縮んでいた
ワイは謝った 土下座した
そしたら許してくれた
でもワイは触れなかった
怖かったから
何もしないまま時間だけが過ぎた
7(一)手を繋いでみようかpart3
触っていいよ
と言われてもただ ツン と
つつくだけだった
それほど女体が怖かった
恐ろしかった
ワイがビビっているのに
気が付いたのか
嬢の方から身体を近付けてくれる
だけどワイは手が出せない
失敗をしてしまったのだ
これ以上失敗は出来ない
そう思うと手が出せなくなる
また時間だけが過ぎた
すると嬢が提案してくれる
じゃあ手を繋いでみようか
優しいなあ
でもその優しさは同情だよね
逆に自分が悲しくなるなあ
ワイはようやく
触れることが出来た
そしてタイマーが鳴った
ワイは謝罪をして帰った
それから一度も風イ谷に行くことは無かった