76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:49:34.95 ID:FKMtTWwQ0
だんだんと感覚が戻ってきました
俺はそのiPhoneを落としてしまいました
実家はすぐ近くにあるので走って一回帰ろうと思いましたが、
怖くて改札を抜けれませんでした
なので俺のiPhoneで親を呼ぶことにしました
オジサンのiPhoneは転がったままです
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:51:01.62 ID:FKMtTWwQ0
親に電話をかけ、状況を説明した後迎えにきてもらうことになりました
俺はオジサンの新品のように綺麗iPhoneをずっと睨んで待っていました
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:53:56.41 ID:FKMtTWwQ0
やがて父親が来てくれました
俺はオジサンのiPhoneを拾って(本当は触りたくありませんでした)、
父親に渡しました
父親はロック画面を10秒ぐらい見ていましたが、
やがて笑って「なんかの間違いやろ」といいながら駅員さんのところに向かいました
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:55:02.35 ID:X/8EyAy50
>>83
どんな間違いなんだよ
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:56:50.94 ID:FKMtTWwQ0
でも俺は止めました
怖かったのです 警察に届けるとあの禿げたオジサンが怒るような気がしました
いつもと違う俺の様子を見て父親は行くのをやめてくれました
俺と父親はピッタリとくっつきながら帰りました
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 21:00:20.86 ID:BEPhwlUcO
>>89
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:58:14.89 ID:NzB8QkUf0
おいおいこの>>1ちょっとおかしいぞ
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:59:40.54 ID:FKMtTWwQ0
駅から家までの道をくまなくさがしましたが、オジサンは見つけられませんでした
家に帰ったあと、やはり父親に警察にいくことを勧められました
でも俺は、あの意味不明な体力を持つ禿げたオジサンが怖くて断固反対しました
父親はその日は諦めたようでした
俺は会社に連絡をいれてしばらく休みました
何日か寝れない日々が続きました
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 20:58:58.76 ID:eB+b08jr0
>>1の家の玄関だって疑いようがない証拠みたいなのはあったの?
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 21:06:44.44 ID:FKMtTWwQ0
>>91
あります 飼っている猫が写っていました
首輪も全くいっしょです
俺はビビリなのです
警察に届けるときにオジサンに見つかると思うと怖くて家も出れませんでした
父親は最初は怒っていましたが本気でびびる俺の姿をみて諦めました
三日経ってもiPhoneは一度も鳴りませんでした
四日後の夜、iPhoneが鳴りました
たん たん たらりら たらりらん
たん たん たらりら たらりらん
と、例のエンドレスです
俺はしばらく悩みましたが、出ました
しばらく無言が続きました
俺はガタガタ震えていました
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 21:02:07.27 ID:Xs9ZdXH20
>>1
あーあ・・・おまえ連れてかれたな。
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 21:04:19.62 ID:8kLSylH00
警察持ってって早く対処しないとお迎えが来るよ~
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 21:10:04.17 ID:FKMtTWwQ0
何秒か経ったあとも向こうは何も言ってきませんでした
もう切ろうと思い画面に手を近づけると、子供ぐらいの声の高さで
「キャッ、キャッ」と遊んでいるような声が聞こえてきました
俺は奇声をあげながらiPhoneを壁に投げつけました
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 21:10:54.48 ID:NzB8QkUf0
>>1も電話もこわい
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/13(木) 21:12:58.90 ID:FKMtTWwQ0
それでも電話は切れませんでした
何度も何度も壁に叩きつけました
その間もずっと「キャッ、キャッ」という声がiPhoneから漏れていました
やがてiPhoneは大破しました
騒ぎを聞きつけた父親が部屋にきて俺を抱き締めて宥めてくれました
俺は父親に抱きつき、泣きました