「絶対に漫画家になる!」と決意して必死に頑張ったものの、悲惨な崩壊の末路を辿った男がこちら…!

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また連載用ネームが切れる。

その日の帰りの電車は、本当にいろんなことを考えた。

先にも述べたけどその時俺は26歳だった。

27歳になるまでは約半年間の猶予があった。

その半年を、最後の夢の猶予にしようか…と思った。

捨てた命が思いもかけず蘇ったような、

そんな心地がして、 なんていうか凄く爽やかな気分だった。

夢を諦めるということが怖くなくなっていたからかもしれない。

まるで18歳の一番最初の頃のような、

あの新鮮な気持ちが蘇ったような気分だった。

そして俺は再びその半年間

アシスタントをすることを決意した。

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