「絶対に漫画家になる!」と決意して必死に頑張ったものの、悲惨な崩壊の末路を辿った男がこちら…!

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といってもT先生の下に戻るというわけではなく、

新しい現場を探す方向で考えた。

業界の人には有名過ぎる某アシスタント募集掲示板にて

色んな作家さんの求人を見た。

どこの求人の条件もT先生の現場に比べたら給料も高く、

拘束時間も短かった。

正直お金が稼げるなら現場はどこでも良かったんだけど、

やはり行くからには役に立ちたいし、

あまりにレベルの高過ぎる現場は

またゼロからスタートになりそうで敬遠した。

「イチからやってやるぜ」というかつての若い気力は、

この時にはすでに枯れていた。

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