Eさんの
「やっぱり漫画家になるとそれまでとは違う『責任』みたいなものが大きくのしかかってくる感じがするなぁ」
というような他意のない発言にも俺は
「そうなんだ」と相槌を打つことしか出来なかった。
「俺にはまだ分からないや。早くそういう感覚が理解できる位置まで行きたいよww」
とはどうしても言えなかった。どうしても。
一度、Eさんに誘われて
「漫画家志望者同士の飲み会」なるものに参加した。
そこに来た連中は皆、俺の持ち込む雑誌よりも遥かに有名な雑誌で、
デビュー、短期集中連載、連載などを獲得している新人だった。
そして、殆ど全員が、俺よりも若かった。
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