「彼女」としては当然なのかもしれないけど、
Eさんはやはり俺に一番褒めてもらいたいようだった。
俺もそれに応じていたが、
段々とそういう関係が心苦しくなっていった。
自分にも経験のあることなのでよく分かるのだけど、
漫画家志望の若い奴…
特にある程度の結果を収めている奴は本当に威勢がいい。
自分のことを天才だと本気で信じていて、
自分がいつか漫画界に名を残すような漫画を描くと本気で信じている。
俺がEさんとの間に決定的な溝を感じるときは、大体決まっていた。
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