多重人格の弟と家族➡︎解離性同一性障害にさせた犯人とその末路・・・

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25:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 12:36:32.64ID:27FbfFul.net
その時の事を後々に母は
「ケモノか、何かに憑依されたみたいだった」
「我が子ながら恐ろしいかったけど
病名が付いて不思議と安心した」と言っていました。

ただ本人(当時小学校4年生)には
多重人格者とは言わず
記憶が途切れたりするのも
発達に問題がある 発達の障害のようなものと説明していたようです。

26:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 13:10:19.47ID:27FbfFul.net
その担当医が言うには
ものすごく嫌な事、事故や事件によって
多重人格者になってしまう人もいるが
たまたま持って生まれた素質による所が多いこと

実際に私から弟君の日常生活を知る名目で病院に呼ばれ
看護師さんやお医者さんから
私や弟君が
性的虐待を受けていないか?受けている様子は無いか?などを
優しく遠回しに何度も質問されたのを覚えています。

もちろん私はありませんでしたし
弟君にもない
弟君の多重人格は本当に
持って生まれて来た個性なのかもしれないと思いはじめました。

27:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 13:14:00.50ID:27FbfFul.net
病名が付いた事で
この時から解離性同一性障害と
弟君の戦いが始まりました
本人は発達の障害だと思っていますが
ナナミちゃんの存在が早くから
自分は普通ではないのだと
認識はしていたようです

治療はまず
落ち着かせる事でした
怒ったり、興奮したり、イライラしないよう
飲み薬で心を落ち着かせ
ゆとりを持たせ、刺激の有るようなゲームや映画は禁止ではなく
遠退くように他のおもろい事
小説やボードゲーム
パズルやクロスワードなどにすり替えていくようにしていました
日々、経過を観察し
3週間に一度、病院へ行き
担当医と話す

基本的にはこの繰り返しです


28:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 13:56:50.07ID:27FbfFul.net
1年ぐらい通ったでしょうか
ひょっとしたら長く感じただけかもしれませんがそのあたりは曖昧です
ある日、母が私に
「ナナミちゃんを今度、統合する事になった」と話してきました

脳内で会話が出来て、記憶も共有化されている人格なら
割と簡単に統合する事が出来る ような事を言っていたと思います。

29:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 13:58:46.17ID:27FbfFul.net
私はナナミちゃんよりはレンを消して欲しかったのですが
取り分け父親がナナミちゃんを気持ち悪るがるのと
ナナミちゃんをきっかけに
レンの統合も進むのではないかと淡い期待もありましたので
個人的にナナミちゃんは妹のような気がしていたので
淋しさも、もちろんありましたので大きく賛成はしませんでしたが
個人的な思いはこの際おいておいて流れに任せていました。

30:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 14:01:26.12ID:27FbfFul.net
結果的に統合は大失敗
統合される危険を感じたナナミちゃんと弟君は
守護人格のレンへと切り替わり
病院内で大暴れ
母に何故そんな事をするの!とくってかかり、病院を脱走
病院職員さんや警察官さんの手までわずらわせて
数時間後にやっと
河川敷を歩いている所を保護される事態となってしまいました。
帰宅した母は疲労困憊しており、腕や顔には引っかき傷と噛み付かれた跡
母の顔にまで噛み付いた歯型は頬を貫いていました
母だけでなく、担当医さんも看護師さんも
同じように引っかき傷や噛み付いて歯が食い込んだ傷が出来てしまったそうです。

31:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 14:03:42.84ID:27FbfFul.net
弟君も帰宅しました
落ち着いているようでしたがやはり様子がおかしいので
話してみると、弟君は第四の人格
全てに無関心な本の虫 ヒロを生み出していました。

統合するどころか
新しい人格まで生んでしまった結果に
母は意気消沈し
それから半年以上の間
炊事や家事、洗濯はもとより
弟君を病院へ連れて行く事も
買い物に出る事も出来ない抜け殻となってしまいます

32:名も無き被検体774号+@\(^o^)/: 2016/06/30(木) 14:04:43.21ID:27FbfFul.net
弟君は口癖が「へぇーそうなんだ」の感情の乏しいヒロでいる時間がほとんどを占め
遊びにも行かず、学校にも隙を見てはいかない
本ばかり読んでいる状態

父はその状況から逃げるように
仕事が忙しい仕事が忙しいと
ばかり言っていました。

私もそんな家が嫌で
バイトに力を入れ
この家を出ようと
貯金をはじめていました