白髪の紳士「女の子にこんなことさせて申し訳ない」➡︎数ヶ月後、ホテルで偶然に紳士と再会した結果・・・

【PR】Akogare


160: ◆bN5NHW/.U6 2012/01/16(月) 08:34:01.99 ID:vJsjlraN0

勿体ないお言葉!ありがとうございます(;_;)眠りに就く度、起きてもこのスレが残っているか少し心配でした。 

よりを戻す。言葉にするように簡単なことではない。 
というか、よく考えたらそんな経験がなくて解らない。 

「A君にはもう告白したの?」 

「してないです、出来る雰囲気じゃないし」 

「隣の高校だからよく色んなところで会えるけど、さぁくん勉強ばっかり」 

そう言って、長い髪の毛の毛先をくるん、と遊ばせる。 

どこかで、「女性が毛先をいじりだしたら貴方に気がない証拠だ」と読んだ。そうだ、男性用雑誌だ。 

確かにこの仕草は拗ねているように見えなくもない。 

「さぁくん、どこの大学目指しているんですか?私も頑張ろうかな」

 

162: 名も無き被検体774号+ 2012/01/16(月) 09:00:42.46 ID:xyrkdJJNO
あなたの文章を読みたい人が保守するから安心して寝て下さい。

 

163: ◆bN5NHW/.U6 2012/01/16(月) 09:26:14.79 ID:vJsjlraN0
ありがとうございます(*´・ω・`*) 
ヌクモリティに感謝しつつ、続けます。 いい兆候じゃないか、と微笑ましくなる。 「国立大って言ってたよ」 「え…猛勉強どころじゃないじゃん…」 カナちゃんの顔色がみるみる暗くなっていく。 「成績悪いの?」 
勉強時間や方法まで詳しく尋ねたくなるのは、家庭教師の性だろうか。 

「成績は悪くないけど国立はどうだろ…」 

「一緒に勉強しない?とか効かないのかな、ベタだけどお菓子とか作って差し入れるとか…あまりしつこくならないように適度に」 

「それいいかもー!ナイスー!適度にね、覚えとこ」 

A君のこと、本当に好きなんだな。 
どうかこの可愛い子の恋が上手くいきますように。 
嬉々としてプランを練るカナちゃんを横目にそう願った。 

時刻は17時を回っていた。

次のページに続きます…