そうかもねwwwwww
俺が逮捕されてから3日後
俺の両親が面会に来た
逮捕された理由(=パンツ泥棒)は、俺には女兄弟がいたこともあり、警察が考慮して家族には言わないでいてくれたらしい
なぜこんなことになってるんだと父にも母にも泣かれた
俺がここにいる事をどうやって知ったのかたずねると、なんときゃりーから実家に、
「俺くんが2日間帰ってきません 捜索願を出したいのですが肉親にしか出せないと追い返されたので、俺くんのマンションに来ていただけませんか」
と連絡があったそうだ
俺の両親ときゃりーは面識がないわけじゃなかったが、きゃりーが俺の実家に電話するなんてことは初めてで、おどろいてすぐに俺のマンションに来たそうだ
父母きゃりーが俺のマンションで合流したところで、ちょうど警察も家に来てしまった
取り調べで俺が「今までに盜んだ下着は家にあります」といったので、それを押収しに行ったと後で警察から聞かされた
そこで両親きゃりーと鉢合わせてしまった警察は、事情を話さないわけに行かなかったらしい
その場で押収したらパンツを盗んでたことがバレるからそれはせず、そのまま俺の両親を連れて警察署まで来たというわけだった
きゃりーは仕事があるから後日行きますと言って出勤していったそうだ
両親に真実を打ち明けるなんて出来るはずもなく、「出られたら全て話す」と言ってひたすら謝罪して、この日はとりあえず帰っていった
とにかくきゃりーが、俺の所在を知ったのだとわかってホッとした
が、大変なのはこれからだった
留置所でボケッとしてると嫌でも考えるのは、何故俺はこんな事になってるのかという事だった
両親は泣いていた
「これからお前の会社に行って退職してくる」と言っていたので、ここを出たところで俺は無職だ
退職しなかったところで、何事もなかったように働ける筈もないが
きゃりーも泣いているに違いない
会社にも迷惑をかけたし、親もきゃりーも泣かせて、俺は一体何をやっているんだろう
いくら考えても答えは出なかった
そしていよいよ、きゃりーが面会に来た
色味が無く寒々しい面会室には似つかわしくない、いつもの華やかな出で立ちと、バッチリしたメイクで、ガラスの向こうに座っていた
俺「きゃりー…」
俺が声をかけると、きゃりーはピクッとなって顔を上げた
きゃりー「俺くん、誰かをかばってるんだよね?捕まるようなこと、俺くんがするわけないもんね?」
目にいっぱい涙をためて、きゃりーは言った
心から俺を信じてくれているようだった
この時後悔しても、もう遅かった
俺「違うんだ俺…窃盗で…」
せめて潔く話そうと思った俺を、きゃりーは哀れむような目で見つめながらこう言った
きゃりー「女の子のパンツ?」
俺も、付き添っていた警察官も、面会室内の空気も、凍りついた
俺「え、いや、え?なんで?え?」
きゃりー「クローゼットにしまってあった、パンツ ごめん、全部見た」
両親から会社を退職したと聞いたきゃりーは、俺のマンションも引き払うことになると思い、自分の荷物を片付けるとともに、すぐに引っ越せるように俺の荷物もまとめてくれていたらしい
その時に、俺が今まで溜め込んできた50枚ほどのパンツも発見したらしい
きゃりー「ああいうの好きな人もいるから、そういうお店で買ったのかなぁとも思ったんだけど…そっか…やっぱりアレかぁ…」
俺「ちちちがうんだよきゃりー俺…」
きゃりー「今までさんざん俺くんに酷いことして振り回してきたんだもん、私には俺くんを責められないよ ただ、悲しいよ」
きゃりーを泣かすのは何度目だろうか
責められたほうがましだった
きゃりー「ごめん、また来るね」
涙を拭きながら、きゃりーは帰ってしまった
それから1週間ほど留置された俺は、突然釈放された
>>74
きゃりーはブスジャナイ!
ちょっと人よりぽっちゃりしてただけ!
>>75
ほんとですよねwww
裁判まで覚悟していた俺は拍子抜けした
警察の人の話では、俺が盗んできたパンツは全部、きゃりーが捨ててしまったらしい
「大量のパンツを見つけた彼女がびっくりして捨てちゃったんだとさ
愛する彼のために証拠隠滅か?と思ってここまで来てもらって取り調べたが、どうやら純粋にショックで捨てちゃったって感じだったよ
モノがないとこれ以上調べようもないし、初犯だし反省してるようだから釈放
彼女泣かすんじゃねえぞ馬鹿野郎!」
という事だった
俺のせいできゃりーが取り調べを受けたと聞いてショックだった
でもそれより、きゃりーのおかげで俺は釈放されたのだとわかって、胸がいっぱいになった
有り難いとか勿論なんだけど、言葉にできない何とも言えない気持ちだった
返してもらった携帯で、俺はすぐさまきゃりーに電話をかけた
俺「もしもし俺!」
きゃりー「えっ?俺くん?なんで?」
俺「出られたよ!きゃりーのおかげ!」
きゃりー「…うわあああああん!」
仕事中だっただろうに、電話のむこうできゃりーは子供みたいに声を上げて泣いていた
すぐに会いたいと言ったのだが、私よりご両親に顔を見せにすぐに帰れと叱られ、従った
親に殴られるかと思ったが、暖かく迎え入れてくれた
親に申し訳ない気持ちはもちろんいっぱいだったんだけど、自分の仕事のことも不安だったんだけど、きゃりーとの今後の事を考えると、
途中で送信すんません
今後の事を考えると、胃が痛かった
見てるぞ
>>88
ありがとう!
両親からも一度きゃりーに会って来いと言われたのもあって、翌日会うことになった
待ち合わせして、きゃりーんちの近くのファミレスに入った
ぽっちゃりしてたきゃりーが、あれ?人並み?と思うくらい痩せていたというか、やつれていた
聞けば俺が逮捕されてからずっと、今も、ほとんどまともな食事と睡眠がとれていないそうだ
きゃりー「おまわりさんは窃盗って言ってたけど…私にとっては性犯罪と変わらない」
体型に似つかわしくないか細い声で呟かれた時、改めて俺はなんであんなことをしたんだと、悔やんでも悔やみきれず、あの時の俺を殴りに行きたかった
きゃりー「でも責められない 私はひどい形で俺くんを裏切った事があるから 俺くんはパンツを盜んだけど、心変わりしたわけじゃない でも、これからどうしたら良いかわからない」
俺からはとてもじゃないけどこれまでどおり付き合ってくれとは言えなかった
でも自分からきゃりーを手放すこどもできなかった
どうしたら良いかわからないのは俺も同じだった
きゃりー「最初は俺くんが行方不明になったと思って、うちのお母さんにも話しちゃったから…結局俺くんはどうなったの?って聞かれて、ごめん、正直に話した」
俺「」
きゃりーは自分の母親に、俺がパンツ盗んで捕まったって話しちゃったらしいwwwwww
きゃりーwwwwww