そして俺は卒業した
卒業式が終わると俺は一目散に帰り、そしていつもの如くパソコンを起動した
それからhoiをして寝た
これが俺の中学時代のすべてである
多分後半のあれがなかったら俺は立ち直れなかっただろう
厨房時代の相棒である叔父のお古パソコンは未だに捨てられない
時々起動して少し古めのゲームをやるのはこのパソコンへの義務だと思っている
この前で何度もシコったし何度も動画を見たし何度も「ふざけんなこの野郎!」と叫んだ
相棒よ永遠なれ!
>>29
スパシーバ!
そして次に自分を励ますために妄想を強化した
まず、自分は「○○の将校である」という妄想をする
○○は何でもいい、妄想なのでテンプル騎士団とかでも大丈夫だ
そして自分をサポートしてくれる副官の妄想をする
これは「strong hold」というゲームから得た発想である
この副官が「閣下、ご武運を」とか「閣下、お眠りください」と言ってくれる
俺の場合、髭もじゃのおっさんで次に銀髪美女、ジジイの黄金パターンに落ち着いた
来ている福も気分によって鎧だったりルパシカだったりした
別にタルパを作るとかそっちではなく、単なる妄想だ
これをすると「そうだ、俺には部下達がいる」が
「部下達にいいとこ見せないと」となって、背筋が伸びてくる
そして歩き方も堂々としてくる
これで俺は「同僚に友達は居ないけど部下からは慕われる将校」という妄想になりきった
そんなこんなで3年間を無事に過ごしきり、キョドらずにきちんと話せるようになったからか
教室の中での空気ポジションは磐石となった
昼飯を食べながら本を読み、電車で携帯を弄り、家でパソコンをする三年間だった
教室で話す事はあっても休日に誰かに遊びに誘われる事もなく、彼女も親友もいない三年間だった
しかし今までの暗黒時代に比べればすばらしい日々だったと思う、達成感は何もないが
受験をしてその地方でそこそこいい大学への入学も決まった
正直なところ将来が不安だが、今は大学4年間を何とかしようと思う
そして今に至る
次のレスからは俺の考えた苛められない方法を挙げていこうかと思う
ただしぼっちにしかならんので気をつけてな
1、用心深く
おまえらの周りには様々な落とし穴が潜んでいる
このまま電撃戦をしても、非力なおまえらではすぐに各座してしまうだろう
動けない戦車は集団でなぶり殺しにされるだけだ
つまりおまえらは周りをよく観察するべきだ
必ず二つ以上の派閥が誕生しているはずで、大まかに分ければワックスと運動部だ
これら二つの派閥には近寄るな、近寄るのはキモオタグループにしておけ
ただし深入りするなよ、はまり込むとキモオタに背後からPIATを喰らうハメになるぞ
つまりキモオタはトミーのスパイだ!シャイセ!
最低限の学校生活を送るにはこれくらいで十分だ
2、趣味はさらけ出すな
キモオタグループと仲良くなるにはさらけ出すのが手っ取り早いが、ぼっちになるなら別だ
できるだけさらけ出す事は控えろ、そして適当な趣味を言っておけ
あんまり浮いてるとDQNヤーボの標的になるぞ!降雪地帯で真っ黒なペイントをするようなもんだ!
好きなアニメの話が出ても注意深く、ゆっくり話す事
そしてそのアニメをけなしたりしないこと。けなすのは印象が悪いぞ
こうしておけば「あいつは性格が悪くない奴」となる
運動部は運動が出来ない奴と話が面白くない奴は苛められるぞ!
自信がないならやめとけ
3年間過ごした事で達成感は生まれるかもしれないが、苛められながらの部活は苦労じゃない、徒労だ
部活内のいじめがクラスに持ち込まれる事を考えると・・・ゾッとするだろ?
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