結婚二回目で、
前妻さんとは死別し、小学生の娘さんがいる。
A子曰く、
「二度と結婚する気がなかった彼を、私が全力で口説き落とした」
とのこと。
お色直しからの再入場では、
A子と娘さんが
お揃いのヘアアクセをつけて、
三人で手を繋いで登場したのがすごく印象的だった。
再入場後は、
娘さんが高砂の真ん中に座って、
三人仲良く食事していたんだ・・・
披露宴の後には、親族抜きの二次会があった。
A子夫が修行時代に勤めていた、
スペイン料理系のお店で、
オーナーシェフの料理プラス、
A子夫も簡単な料理を作って、
A子がサーブしたり新婚夫婦がおもてなし・・・
みたいな感じだった。
和やかな雰囲気の二次会だったと思う。
そんなこんなが終わっての帰路。
家までの帰り道
私と夫は、今日の披露宴について話してたのだが・・・
私「良い披露宴だったね。二次会も楽しかった」
夫「A子さんの旦那さんって甲斐性なしなんじゃないの?」
私「え? なんで??」
夫「ドレス一着だけって、ショボくない?」
私「ドレスはお母さんお手製だから、
ずっと着てたいってA子の希望だよ」
夫「二次会だって、
料理もサーブも自分らでやってさ。
人件費削ったんじゃないの?」
私「いやいや、料理もお酒もメインはお店の人がやってて、
A子夫婦のはイベント的なおもてなしじゃない?」
夫「そもそも再婚だよね。子連れだし」
私「仲良さそうだったじゃん。
お見送りも三人でだったし」
夫「○○(私)は、A子さんが幸せだって思い込みたいだけなんじゃないの?」
私「私には、〇〇(夫)くんが
A子が不幸せになるって、
言いがかりをつけてるみたいに思えるよ」
と私が言うと、夫は・・・
夫「別にそういうわけじゃないけど・・・」
ここで夫は言葉を切って、
なんだかつくづくと、私を見て、目をそらした。
夫「A子さん、凄く綺麗だったね」
この時私は、
「あーなんかダメかな?」
って思った・・・
夫が好きなのはA子で、
私じゃダメなんだなって、直感した。
夫がA子の結婚について、
A子夫について、
とやかく言ったのはこれが最後だった。
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