84 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 18:30:14.16 ID:8yRQ3DMU
見とるよ
85 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 18:32:44.53 ID:i57avE+M
少し外出するのでまた後で来ます
86 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 18:34:12.16 ID:qtJ6e1Gb
>>85
死ぬなよ…
90 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 20:59:43.42 ID:C2sb34tA
うわガチなやつじゃん
魂は一番かけたらまずい
回収するタイミングは契約によるけど期限を決めないで即とかいるから洒落にならんよ
91 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 21:14:15.63 ID:QJQObDT/
>>90
こういう契約って悪魔がやるものだと思ってました
92 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 21:17:23.87 ID:C2sb34tA
>>91
神の儀式はかなりの代償を伴うから呼び出すだけでも相当危険だし魂かけて安全なわけない、仮にこれが釣りだとしても絶対にやったらダメ
契約自体は誰でもできる その気になれば人間同士でも可能
93 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 21:42:05.19 ID:i57avE+M
戻ってきました。
明日は仕事で朝早いので今日は書けるとこまで書きてきます。
メールが来たあとは一斉送信祭状態だった。
リア充を激しく非難する声もあれば養護しようとする声、質問攻めする声、
かなりカオスな状態だった。
リア充の言い訳は、
「退屈しない刺激的な学校生活」というのは、
明るい青春のイベントがいっぱいあって、毎日が楽しい生活を想像していたらしい。
だが実際は最悪の形で刺激的な学校生活となってしまった。
メールの中では
願いを言ったリア充を中心として今回の事件が起きているなら、
このリア充がいなくなれば、みんな助かる。
という話が強くなっていた。
つまりリア充が転校するか消えるかすればみんな助かるみたいな話だった。
中にはリア充を擁護しようとする声もあったが、基本的にみんなリア充を責めていた。
そこである一人のクラスメイトが
「メールで話していても何も解決しない。
一度全員で集まらないか。」
と発言した。
それにはみんなが賛成して、翌日に学校に集まることになった。
94 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 22:04:51.01 ID:i57avE+M
メールが落ち着いたころ、俺は松坂に連絡した。
なにか対策はできたかと聞いてみると、
調べれば調べるほど、素人の力ではどうしようもないと思えたため、
やはりその道のプロの誰かに除霊してもらうのが1番だと考えた。
両親とも協力して、手あたり次第除霊をやっていそうなところに電話をしたが、
ほとんどの所で断られてしまったという。
女子が除霊してもらった所の住職が大けがしたという情報が広まっていたためだ。
中には話だけでも聞いてくれるという所もあったが、
リア充の儀式のことを伝えると、ほぼ全滅だったようだ。
中には「任せてください」と言ったところもあったが、
費用があまりにも膨大すぎる上に、サギっぽいところだったからやめたと言う。
ただ、対策がないわけではない、と松坂は言った。
どういうことか聞いてみたが、明日みんなの前で話すとのことだった。
そのあととても不吉な話をされた。
なぜ、たくさんいるクラスメイトのなかで、金曜に俺たちの所に女が現れたのか。
おそらくだが細木が野球部の二人が落ちた時に女を見てしまったから、
細木のいる俺たちの所に現れたんじゃないかと。
もしも女が自分を最後に見た人の所に現れるなら、次は多分、
俺の所かお前の所に現れるんじゃないか。
松坂はそういった。
もちろん女がどんな原理で動いているのか分からない。
ただ金曜日から今日まで女とは関係ないところで、
担任がしんだり、担任の奥さんが学校に着たりと、
リア充にとって刺激的なことが続いていたから女は現れなかったんじゃないか、と。
そう考えると、リア充にとって刺激的な出来事が途絶えると、
俺たちの下に女が出てリア充に刺激を与えるんじゃないか、と。
95 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 22:18:40.71 ID:i57avE+M
松坂の話はとても説得力があった。
それなら常にリア充に刺激的な出来事を体験させればいいんじゃないかと思ったが、
人の死レベルの刺激を与え続けるのは無理だろうと言われてしまった。
煮え切らない気持ちのまま松坂との電話を終え、その夜は自分なりに対策を考えてみた。
まず除霊はどこもかしこも断られてしまって、誰かにお願いすることはできない。
リア充に刺激を与え続けるのも現実的ではない。
一番手っ取り早いのはリア充が転校することだろう。
でもリア充はメールで転校はできないと言っていた。
リア充が俺たちのクラスに在籍している限りは女は現れるだろう。
だったらリア充が死ねばいい。
あいつらの悪ふざけのせいで関係のない細木も担任もしんでしまったし、
おれも松坂も散々な目にあっている。
殺されても仕方ないと思った。
96 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 22:36:44.27 ID:i57avE+M
一睡もできないうちに日は登り、みんなで集まる日になった。
まだケガは全快していなかったので親の車で学校まで送ってもらった。
親は俺が心配だから学校の駐車場で話し合いが終わるまでずっと待っていると言ってくれた。
この日は教室ではなく、学校が会議室を貸してくれた。
学級閉鎖中だから本当は学校に来てはいけないのだが、校長が特別に許可をくれた。
会議室に行くとすでに結構な人数が集まっていて、みんなが俺のことを心配してくれた。
松坂ももう来ていて、ほかのクラスメイトと何か話していた。
話し合い中は何かあってはいけないと、会議室の前の廊下に先生が1人待機してくれるとのことだった。
そして約束の集合時間となり、話し合いが始まった。
この日はほとんどのクラスメイトが出席していたが、除霊を終えた女子は来ないとの話だった。
そしてリア充はまだ来ていなかった。