高校のクラス全員で悪霊と戦った!?→衝撃のラストが・・・

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97 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 22:38:31.38 ID:i57avE+M
今日はもう寝るのでここまでにしようと思います。
明日の夜またこれたら続き書いてきます。

98 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 22:39:57.70 ID:pBUftsql
えー早いなー
おつかれー

99 :名も無き被検体774号+:2016/05/22(日) 22:41:02.79 ID:N8GRo04+
続きが気になる

112 :名も無き被検体774号+:2016/05/23(月) 22:56:35.53 ID:qtk3vn45
>>1です。
今日も書けるとこまで書いてきたいと思います。
話し合いが始まったところから。
話し合いはまとめ役として
みんなで集まろうと言った、生徒会役員とかやってる男子が司会進行をすることになった。
もちろん本名ではないが、ここでは高木と呼ぶことにします。
話し合いが始まってすぐに始まったのはリア充の愚痴大会だった。
「なんであいつ来てねーの?」
「元凶がさぼってんじゃ何にも始まらねえよ」
「てかあいつが死ねば全部解決だろ?マジ死ねばいいのに」
みたいな発言ばかりが飛び交っていた。
このままでは収拾がつかなくなると思ったのか、高木が叫んだ。
「今日集まってもらったのはほかでもない、
 今後俺たちの身を守っていくために、どうしたらいいかを話し合うためだ!
 リア充が憎いのもわかるし、ただの悪ふざけのせいでクラスメイトや担任の命が失われたのは俺だって許せない。
 だからと言って、リア充の文句を言っても事態は何も変わらない。
 こんなふざけた事件が起こっている以上、今は解決策を模索しよう。」
話した内容は正直あまり覚えてないが、高木はこんな感じのことを言っていた。
すると一人の男子が手を挙げていった。
「ここにいるみんなでリア充を殺せば解決するだろ?
 みんなで口裏合わせてさ。」
するとクラスからは
あいつは死んでも仕方ない。
これ以上犠牲が出る前に消すべき。
みたいにこの男子に共感する意見と、
どんなに憎くても、殺すのは絶対ダメ。
殺さなくても転校、退学すれば済む話。
というリア充を擁護する意見が出てきた。
高木は
「たしかにリア充が消えれば解決する可能性は高い。
 ただあいつを殺すというのは、あまりにリスクが高すぎる。
 いくら口裏を合わせたところでどこかで必ずボロは出る。
 一応解決策の一つとしては扱おうと思うけど、もう少し平和的な案を探してみよう。」
と、上手く場をまとめていた。

113 :名も無き被検体774号+:2016/05/23(月) 23:07:07.01 ID:qtk3vn45
他に出た意見としては、
学校側に頼み込んでリア充を退学させる。
みんなで除霊してくれる人を探して除霊してもらう。
リア充に刺激を与え続ける。
個々で女への対策を用意して自分の身は自分で守る。
などと言った意見が出た。
じゃあこの中のどれがいいだろうかと、高木が言ったところで松坂が立ち上がった。
「俺たちが見た女ってのは神様なんだろ?
 何の神様かは知らないけど代償を払えば願いを叶えてくれるらしいし。
 だったらもう一回女を呼び出して、
 退屈で、平凡な学校生活をお願いすればいいんじゃないのか?」
といった。

115 :名も無き被検体774号+:2016/05/23(月) 23:24:57.43 ID:qtk3vn45
クラスメイトはみんな「はあっ?」って感じで松坂を見ていた。
すると松坂はみんなに向かって話し始めた。
松坂の言い分をまとめると、
まずリア充を殺す案について。
高木の言った通り、ばれる可能性が高い。
ばれてしまえば受験はおろか、ここにいる人全員の人生がめちゃくちゃになる可能性が高い。
よって現実的ではない。
次にリア充を退学させる案。
学校に頼み込むのは難しいだろう。
実際に事件は起きてはいるが、こんなオカルトな理由で退学させるのは学校としても難しいだろう。
それならみんなでイジメて自ら退学させるほうが現実的。
しかし、リア充をイジメて退学まで追い込んでいる暇はない。
この調子でいくと今日明日にでも女が現れてまた犠牲者が出るだろう。
犠牲者が出てまた学級閉鎖となればイジメも進まない。
即効性のある対策が必要だ。
除霊してくれる人を探す案について。
もう当たれるところはすべて当たったつもりだが、ことごとく断られた。
その数200以上だとか。
今から探して仮に見つかったとしてもそのころには犠牲者が増えているだろう。
そして金がかかる。
すべての家庭の親が女の存在を信じているわけではないこともあり、
この方法でみんなが救われることはないだろう。

116 :名も無き被検体774号+:2016/05/23(月) 23:41:42.89 ID:qtk3vn45
リア充に刺激を与え続ける案について。
前に俺にも説明してくれた通り、物理的に難しいだろうとのこと。
どの程度の刺激があれば女が出現しないのかも分からない状態だ。
仮に刺激が「クラス関係者における、身近な人の死レベルの刺激」だったとしたら、
どう考えてもそんな刺激を与え続けることはできない。
最後に個々で対策をする案について。
この場に一人でも有効な対策を知っているやつがいるのか。
盛り塩でもするつもりか?
人を容易く殺してしまうような神を相手に?
おそらく何の修業もしてない高校生が抵抗したところで効き目はないだろう。
消去法でいけば退学させる案が一番だが、リア充が退学したところで実際に女が出なくなるかと言われれば、
そうとは言い切れない。
そもそもリア充を中心に事件が起こっているって話自体、仮説に過ぎない。
リア充の願いの中には、「自分にとって」というフレーズが入っていなかった以上、
「クラス全員にとって」刺激的な学校生活になっていてもおかしくないとのこと。
実際にクラスメイトの全員が最悪の刺激を受け続けているのも事実だった。

117 :名も無き被検体774号+:2016/05/23(月) 23:59:59.03 ID:qtk3vn45
それならどうすればいいのか。
それなら願い事事態をなかったことにしてもらえばいい。
もう一度女を呼び出して願い事をキャンセルすればいい。
これがうまくいけば平穏な学校生活が戻ってくるだろうということだった。
しかし、クラス内では「なるほど」と言う声もあれば「絶対に無理だ」
という声もあった。
高木が「どうやって呼び出すのか」と聞くと、
松坂は「みんなでもう一度儀式をする」と答えた。
「仮に儀式が成功したとして、女の神が来るとは限らない。
 違う神を呼んでしまったらどうするのか」
という意見に対しては、
「その神に、女を追い払ってもらえるように頼む」と言っていた。
ここで俺も疑問に思ったことを聞いてみた。
「呼び出した神が女かそうじゃないか、どうやって判断するんだ?」
「それはお前が判断するんだ。」
と言われた。
正直戸惑ったが、思い当たる節はあった。
俺の左足に残る女の手形だ。
「お前はある意味、今あの女と繋がっている状態なんだと思う。
 女が現れれば、おそらくその手形に何かしらの変化が現れると思う。
 かなり不確かなものだけど、これが一番わかりやすいんじゃないか?」
正直自信はなかったが、この方法を実践するならやってみると答えた。
そんな感じで松坂が説明を行っていたとき、会議室のドアが開いた。
入ってきたのはリア充だった。