490: :2008/04/15(火) 16:43:00.83 ID:
華は手に持ったビール缶全てを投げつけると
泣きながら俺の腕を掴んで
「1行こぅ!!もぅぃややこんな家」と言いながら
グイグイ俺を引っ張って行く。何とか修羅場から生還した俺。
もう一度華の家を見直してみる。
これは俺が想像していた以上の家庭だ・・・。
改めてそう思った。
491: :2008/04/15(火) 16:43:01.68 ID:
おれニートだけど、この家庭はひどいと思う。
503: :2008/04/15(火) 16:49:16.64 ID:
それは今でも解らない。しかし・・・。考えられることは自分の生い立ちや現状を、俺に包み隠さず見せたかったのか?
それが華の俺に対する愛情表現だったのか?あるいは・・・。
今日俺が訪ねることを、華は事前に母親に話していたのではないか?
「娘の彼氏がやってくる」その事により、母親に母親としての
振る舞いを華は期待したのではないだろうか?
しかしそれは見事に裏切られた・・・。
509: :2008/04/15(火) 16:52:27.07 ID:
1に自分の現状を知って欲しかったんじゃね
511: :2008/04/15(火) 16:54:54.89 ID:
泣き腫らした目。
そして悔しそうに唇を噛む。
「こんな家・・・こんな家・・・ぃやや・・・」
そう呟く華。
俺はこの時「華を守ってやりたい!」
その思いがこみ上げてきた。
513: :2008/04/15(火) 16:55:26.15 ID:
思いのほか疲れています
514: :2008/04/15(火) 16:56:22.21 ID:
乙。
続きワッフルして待ってる。
524: :2008/04/15(火) 16:59:54.67 ID:
俺は会社に1年下の後輩がいた。吉村だ。
こいつが今回の主役である。
俺と吉村は非常に気が合い
仕事帰りも度々飲みに行ったりする仲だった。
(ちなみに華に最初に襲撃された時も吉村と飲んでいた)吉村は非常に信頼できる人物である。
実は華と付き合っていることは
この吉村にしか言っていない。
やはり世間体もあり
人にはなかなか中学生と付き合っているとは言えなかった。
526: :2008/04/15(火) 17:00:29.57 ID:
「それは難しいですね。正直精神病の類かもしれませんから・・・」
遠慮気味に吉村はそう忠告してくれた。ある日吉村が言ってきた。
「1さんの中学生の彼女に会わして下さいよ!」
うむぅ・・・。
特に断る必要は無い。
3人で食事をするのもまた楽しいかもしれない。
しかし問題は華だ。
あの年頃の女の子が大人と食事をする事は果たして楽しいのだろうか?
その夜電話で聞いてみた。「ぃぃよ~♪1の後輩さんにぁぃたぃ~」
意外に反応が良かった。よし!3人で飯を食ってみるか!
527: :2008/04/15(火) 17:01:39.44 ID:
俺と吉村は会社帰りに華と合流し食事に向かった。
吉村は小声で「やっぱり子供ですね。でも可愛いですね」
とニヤニヤしながら言ってきた。
やっぱりそうだろうね・・・。吉村は年下の女の子相手に上手く話せる男だった。
華が退屈しないように気遣いながら接してくれた。
華もそんな場を楽しんでいたように思う。その店は個室のある洋風居酒屋だった。
俺達3人が個室に入り1時間程度飲み食いをした時。
俺の携帯が鳴る。
会社からだった。「ちょっと会社から電話。外で話してくるわ」
吉村も
「僕もトイレに行ってきます」
2人で席を立つ。
個室には華が1人残った・・・。
529: :2008/04/15(火) 17:01:57.83 ID:
そこで華が吉村に
・・・ごちんっ
532: :2008/04/15(火) 17:03:11.34 ID:
わかります
540: :2008/04/15(火) 17:11:48.99 ID:
ここで重大発表
華は俺の心も盗んでいきました
575: :2008/04/15(火) 17:48:40.64 ID:
どうしよう・・・。
577: :2008/04/15(火) 17:49:10.08 ID:
頑張って書け
580: :2008/04/15(火) 17:51:21.99 ID:
頑張って書きたいんだけど
朝からなんで腰も痛くなってきた
578: :2008/04/15(火) 17:50:36.24 ID:
どうして俺には>>1みたいな出会いがないんですかね
583: :2008/04/15(火) 17:51:58.51 ID:
出会わないほうがいいと思うよ
597: :2008/04/15(火) 18:08:04.55 ID:
その後1時間程度で会はお開きとなった。そして会計・・・。レジへ向かう俺と吉村。
華は1人店の外へ・・・。いつも吉村と飲む時は俺が少し多めに支払う。
先輩だから仕方が無い。
その日の会計は1万2000円程度だった。
華の分は当然俺持ち。
俺は吉村に言った。
「吉村今日は4000円でええよ~」
「有難うございます~」
そう言いながら財布を覗き込む吉村・・・。
急に顔色が変わる・・・。
何度も財布を覗き込む吉村。
鞄の中を見たりしている。
吉村が言った。
「すんません1さん。なんか今日金下ろすの忘れてたみたいで・・・」
598: :2008/04/15(火) 18:08:39.83 ID:
やっぱりいwwwwwwwww
601: :2008/04/15(火) 18:09:29.85 ID:
華www
609: :2008/04/15(火) 18:13:28.10 ID:
そういって会計を済ませた。
「すんません・・・・」
吉村はそう言うと頭を下げた。帰り道・・・。華はご機嫌だった。
「おいしかったなぁ~。また連れてぃってなぁ~♪」
「行こう行こう!また3人で行こう~」
酒が入っていてご機嫌だった俺。吉村に華を紹介したことにも満足していた。
これで華と俺との関係を認めてくれた人間が1人できた。しかし吉村の表情は暗かった・・・。
なにやら考え事をしている様子だった。
615: :2008/04/15(火) 18:18:50.15 ID:
「んじゃ俺は華を送っていくから~。気付けて帰れよ!」
俺と華は吉村を見送ったあと
華の自宅がある路線に乗り込んだ。
車内でもご機嫌だった華。
今日が相当楽しかったのだろう。華を自宅の最寄駅で降ろして俺も自分の帰る路線へ・・・。電車で居眠りをしていた俺は携帯のバイブで目を覚ます。
うん??誰??
吉村からのメールだった。
内容は「まだ華ちゃんと一緒ですか?」
619: :2008/04/15(火) 18:23:22.39 ID:
ああああああああああああああqwせdrftgyふじこlp;@
621: :2008/04/15(火) 18:24:06.76 ID:
「もう別れたよ!今は自宅帰る電車やで」
するとすぐに吉村からメールが返ってきた。
「すみませんが自宅に帰ったら電話頂けますか?」なんだろ・・・??自宅に戻り早速吉村に電話した。
「どしたんや~?」
吉村は言いにくそうに口を開く
「実は・・・さっき会計の時にですね・・・俺金を忘れたって言ったじゃないですか・・・」
「うんうん」「俺確実に・・・2万は財布に入っていたハズなんですよ・・・」
俺は血の気が引いた。酔いも一瞬でさめた。
まさか・・・?まさか・・・??
628: :2008/04/15(火) 18:29:02.93 ID:
どのタイミングで??あっ・・・・。「俺の携帯が鳴って、お前がトイレにいった時・・・。吉村・・・財布どこに置いてた・・・」
俺の声は震えていたと思う。吉村は言いにくそうに、しかしハッキリと口調で言った。
「上着のポケットです。上着は・・・・個室に置いてありました・・・」
目の前が真っ暗になる。
吉村は続けた。
「華ちゃんが1人残っていた・・・個室に置いていました」
633: :2008/04/15(火) 18:35:00.51 ID:
おまえらあぁぁ!!華が金を盗ったりするわけねーだろーがあぁぁ!!
この吉村ってやつはなあぁぁ!!華に罪を被せて>>1から2万円をせしめようとしてんだよ!!