1人の静かな食事・・・。
お袋の笑顔を思い出した。
少し寂しい気分が襲ってきた。
その時インターホンが鳴った。
46: :2008/06/17(火) 07:19:15.10 ID:
妙に大きな音なのでビクッとする。
「お客さんだ!でも誰だ??」
なぜか焦ってドアまで行った。
ちゃんとドアホンも付いているのに・・・。
無防備にドアを開けた。
そこに立っていたのはオタクの男だった。
こいつも20歳くらいか?
ちょいピザで髪は妙にベタとしている。
肌も油ぎっていた。
でかいメガネを掛けているのだが、それが少し曇っている。
背も低い160cmあるかないか??
「誰だ?コイツは?」心の中でそう思った瞬間。
「301号の油田ですが・・・」
そいつはボソリとそう言った。
「ああ・・・」
そういえば買い物に出かける時に留守だった
301号のドアポストにメモ書きを入れたっけ。
48: :2008/06/17(火) 07:20:37.05 ID:
「303号室に引っ越してきた二宮です。
改めてご挨拶に伺います」
大体こんな内容だった。
俺は「ちょっと待ってて下さい」と言って一旦部屋に入り
おふくろが用意してくれた
バスタオルと石鹸のセットを取ってきた。
それを油田に渡し「よろしくお願いします」と言った。
油田は「はぁ・・・どうも」と言ってそれを受け取り
301号へと戻っていった。
若い奴が多いな。このフロアは。
そんなことを考えながらまた不味いカレーを頬張っていた。
50: :2008/06/17(火) 07:28:51.53 ID:
なんか凄いスイーツ臭がするんだがこのスレ
読んでないが
>>50
いや。間違いない
51: :2008/06/17(火) 07:29:04.88 ID:
しばらくすると
ピンポーンとまたインターホンが鳴った。
「誰だよ!また油田か?」
面倒くさいなぁと思いつつ今度はドアホンで応答した。
続きは次のページで!