初めての彼女は隣の部屋の住人だった!そのおかげで人生が一転した。そして衝撃の結果に・・・。

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生活パターンが違えば数ヶ月顔を合わせなくても不思議はない。 
それだけに引越し初日。 
油田の部屋まで行ったことが 
非現実的なこととすら思えてきた。 

その油田に本を返すのは憂鬱の種であった。 

しかし油田のお陰でヒマ潰しが出来たのも事実であった。 
借りた「はじめの一歩」は意外に楽しかった。 
実は俺もボクシング経験者なのだ。

121: :2008/06/17(火) 09:55:06.91 ID:

二宮待ってたww

122: :2008/06/17(火) 09:56:03.69 ID:

そうこうしているうちに入社の日を迎えた。 
俺はこのために実家におふくろを残し 
1人暮らしを始めたのだ。 

 

その朝、俺はスーツを着てネクタイを締めた。 
玄関を出るとき「おふくろ頑張ってくるね!」心の中でそう呟いた。 

会社へは3駅。俺は少し早めに家を出た。 
電車に揺られる。 
俺はこれから毎日毎日通勤電車に乗って 
年をとっていくのか・・・。 
そう思うと無性に不安な気持ちになった。 
おふくろの顔が浮かんでは消えた。 

俺が就職したのは中堅の映像制作会社だった。 
同期は7人いた。皆新卒入社だ。 
最初の1時間は先輩による会社案内だった。 

専門用語がバンバン出てくる。 
同期の皆も全く理解出来ていない様子だ。 
先輩は「そのうち分かる言葉だから今は考えなくていい」と言った。 

 

簡単な会社案内が終わると新入社員はそれぞれの部署に配属された。 
俺は制作1部という部署に配属された。 
7人のうち俺と同じ制作系は4人いた。 
あとの3人は技術系の部署だった。

128: :2008/06/17(火) 10:08:21.43 ID:

俺は自分に割り当てられたデスクに腰を下ろした。 
5分ほどデスクの引き出しなどを開けて時間を潰す。 
しかし誰も何も声を掛けてこない。 
なにをすればいいのだ? 

妙に落ち着かない。不安な気持ちが襲ってくる。 
みんなが俺の一挙手一投足を監視している気がする。 
これが会社という場所なのか。 

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