初めての彼女は隣の部屋の住人だった!そのおかげで人生が一転した。そして衝撃の結果に・・・。

【PR】Akogare


ふと同期に目をやる。 
他の同期は先輩と話をしながら早くも仕事を始めている様子。 
焦りが出てきた。 

その時。 

陰気臭いオッサンが「二宮くん・・・」と声を掛けてきた。 
50過ぎの背の低い男。 
スーツがクタクタで貧乏臭い印象だ。 
しかし眼光は鋭い。 
仕事が出来るといった感じの眼光ではない。 
なんというか「人の気持ちを全て見透かしたような眼光」とでもいえばいいのか。 
その男は赤松と名乗った。

133: :2008/06/17(火) 10:13:47.51 ID:

俺の直属の上司になるという。 
このオッサンの下で働かないといけないのか。 
さらに気持ちは沈んだ。 

 

赤松は俺を会議室に呼ぶと一冊のパンフレットを差し出してきた。 
「このVPを創る。ロケは2週間後。ディレクターはフリーの志村という男だ。」 
VPって何?? 
「詳しい話は志村から聞いてくれ。志村の指示通り動くように」 
そういうと赤松は会議室から消えていった。 

混乱した。 
VPってなんだ? 
フリーのディレクターってことはこの会社にいないのか? 
志村という人物はどんな人間なのだ? 
赤松に付いていけるか? 
不安が波のように押し寄せる。 

俺は自分の席に戻って赤松に貰ったパンフレットを見た。 
そこには怪しげな機械を 
太ももにあてがっている女性の写真があった。 

 

ドライヤーの先端部分に丸い金属が付いているような機械だ。 
美容器具らしい。 
その金属を当てた部分はなんとスリムになるというのだ。 
かなり怪しいぞ。

136: :2008/06/17(火) 10:18:42.75 ID:

昼休憩の時間がきたので赤松の許可を貰い昼食に出た。 
妙に開放された気分だ。 
会社の1階で同期の女の子に出会った。 
渡辺とかいう子だったと思う。 

渡辺はなにやらオロオロしていた。 
「どうしたの?」 
俺が話掛けると渡辺はこっちを振り向いた。 
目には涙を溜めている。 
「昼ごはんを食べるところを・・・」 
俺は昼食に渡辺を誘った。 
彼女は短大を出た20歳だった。 

 

続きは次のページで!