お前いいやつだなぁ
最後かわいい
>タコ糸で巻かれたグレイ型宇宙人のぬいぐるみがあった
拘束ワロタ
持っててくれたんだと言うと、「勝手について来た」と言って床に投げた
拾って渡すと、またバッグの中に入れた
しばらく無言のまま、宇宙人がトッポを食べ終わるのを待っていた
思い出して、お母さんが困って警察に相談したという話をすると
「大げさな」と言っていた
宇宙人家の家族のためにも、このまま家に帰ろうと言うと「ヤダ」と言われた
立ち上がって歩き始めると、宇宙人は後ろをついてきた
マップで調べながら、料金を計算した
財布に多めに入れていたお陰で、なんとか余裕はあった
券売機の前で、宇宙人にお金を持っているか聞くと、無言でジャンプした
ポケットから小銭の音がしたので、宇宙人分の切符も購入した
今から出発すれば、なんとか今日の夜中には着きそうだった
>>58
腰まである長い髪で、これでもかというほどの美人を思い浮かべたら
それが宇宙人です
電車に乗って、宇宙人は窓際に座った
車窓から見える看板をひたすら読み上げていて
しばらく声をかけても返事は無かった
宇宙人家族に、無事宇宙人確保の連絡は行ったらしい
宇宙人に暮らしはどうかと聞くと、「楽しくない」と言った
こちらはどうかと聞かれたので、ボチボチと言うと、「ハァ」と返された
「この前○○温泉を見た」とかなり遠い温泉の名前を挙げていたので
やはり放浪癖の規模は広がっているらしい
宇宙の話を聞くと、最近宇宙連盟が最近不正ばかりしていると腹立たしそうだった
しばらく宇宙の話をしたあと、「帰りたい」とぼそっと言った
なるほどわかったようなわからないような
そこまでいくとほんとに宇宙人ぽいね
乗換えで駅に降り、辺りが暗くなってきたので晩ご飯を買った
おにぎりを買って、宇宙人にも渡すと、一度床に投げた後拾ってバッグの中に入れた
30分ほど休んでまた電車に乗り、完全に夜になった
宇宙人は看板を読み上げられなくなり、いつの間にか寝ていた
実家から携帯に電話が来ていた
かけ直すと、家から少し離れた大きい駅に迎えに来ているから、そこで降りて欲しいと言われた