11: 1 ◆U72pfJf7kg 2013/03/01(金) 00:06:13.71 ID:PH/p6D4G0
彼女とは家が近かったし、小さい頃から一緒に遊んでた。一番古い記憶はオレの母親の
葬儀の時だと思う。それが正しければオレが5歳の時だ。
その時のオレは死がどういうものかは正しく理解できてなかったけど、もう二度と母親に
会えなくなったことはなんとか理解していたと思う。
だから、親父にあやされようが兄貴に諭されようがびーびー泣いてた。
12: 1 ◆U72pfJf7kg 2013/03/01(金) 00:07:07.83 ID:PH/p6D4G0
そこにユキがやってきた。
ユキ「カズくん泣かないで」
オレ「おがーぢゃーん、おがーぢゃーん、びーびーびー」
ユキ「もう、男の子が泣いちゃだめっ」
オレ「だって、だって、びーびーびー」
ユキ「これからはユキがね、カズくんのね、おかあさんになってあげる。
ご飯も作ってあげる。一緒に寝てあげる。だからもう泣かないで」
言葉は適当だけど、こんな内容のことを言われたような記憶がある。
彼女が憶えてるかどうか知らないけど。
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