13: 1 ◆U72pfJf7kg 2013/03/01(金) 00:08:05.84 ID:PH/p6D4G0
実際彼女は、その日以降なにかとオレのことを気に掛けてくれていた。
何かあるとすぐに泣くオレをいつも庇ってくれた。
だからオレのために面倒な家事一切を引き受けてくれた彼女に対しても女性として
特別な感情はなかった。なんというか、おふくろのような姉のような……
要するに家族みたいな感じだったから彼女の前でも平気でパンツ一枚でウロウロしてたわけで……
14: 1 ◆U72pfJf7kg 2013/03/01(金) 00:09:12.81 ID:PH/p6D4G0
高二の秋だったかな……
台風接近にもかかわらず彼女はいつものように晩飯を作りに来てくれた。
それを二人で食べた後、試験前の勉強を教えてもらうことに。当然、彼女の方が成績がいい。
ユキ「なんだか外が凄いことになってきてる……」
オレ「そーだな。さっきまでそうでもなかったのにな。今日、帰れるか?」
ユキ「ちょっと怖いかも……」
オレ「じゃ、泊まっていけよ。着替えはその辺になんかあるだろ?」
ユキ「……えっ……」
彼女のとまどった表情と声に気づかず、Tシャツとスウェットの上下をホイっと渡す。
オレ「風呂なら今のうちに入った方がいいぞ。停電したら面倒だし」
ユキ「……う、うん……」
15: 1 ◆U72pfJf7kg 2013/03/01(金) 00:11:08.75 ID:PH/p6D4G0
外は暴風雨、古い家のサッシはピューピューと微妙に隙間風が入ってくるし、雨戸に
打ち付ける雨の音が凄い、しかもアンテナが揺れるのかテレビの画像が時々乱れて
なんか閉じ込められた感がいっぱいで、妙にワクワクする。
その時……
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