【感動】死んだ彼女が毎日夢に出てくる→その先に待っていたものとは・・・

【PR】Akogare


220:1 ◆USprDF8a9Xfm 2011/07/06(水) 03:09:01.62 ID:xcCYOooA0

母親は電話口で号泣していた。

「あんた、なんで電源切ったりするのよ!!何回も電話したのに!!」

母親が怒鳴るようにしてそう言った。

「仕方ないから私、会社にまで電話して・・」
「ええからおかん、言えや!!何があってん!!」

俺は母親の取り乱した声を聞いていると、自分まですごく焦ってくるのを感じてそう怒鳴った。

「あゆみちゃんが、あゆみちゃんが・・」

もうこの時点で、目の前が真っ白になりそうだった。

「じ、事故で・・大きい事故で・・」
「病院は!!」
「○○病院・・」

俺はタクシーを捕まえて乗り込み、病院まで急いでくれと告げた。

「急いで行くから」
「え、あ、んん・・はよおいで・・」

俺は歯切れの悪い母の返事に、心臓が締め付けられそうになった。

急いで来いって言えよ・・なんでやねん・・そんなことを呟きながら、既に涙が止まらなかった。

221:1 ◆USprDF8a9Xfm 2011/07/06(水) 03:16:32.87 ID:xcCYOooA0

彼女は居眠り運転の乗用車にはねられて、即死だった。

いつも信号をよく見てない俺に、「まだ赤やろ!」と叱る彼女だった。
大阪人には珍しく、信号を最後までちゃんと待つ彼女だった。
電車のホームでだって、すごく後ろの方に立つ彼女だった。
「だってもしものことって、いつ起こるかわからへんやん?それがあって悲しむのは真也やろ?」
そう言って笑った彼女だった。

「事故って、いつ誰の身に起こるかわからんもんやろ」
「どんなに気をつけてても、相手が気をつけてないことだってあるわけやし」
「やからもっと気をつけてよ」
「真也が心配や・・」
「事故せんといてよ?」
「ちゃんと気をつけてよ?」
「いつか真也と、事故で離れ離れになる気がすんねん」

そう言っていつも俺を心配した彼女だった。
「ほんまや・・事故で、離れ離れやん・・」涙が止まらなかった。

続きは次のページからご覧ください!!