そうしたらメイが突然泣き始めた。
嗚咽しながらこんなようなことを言ったんだ。
「マサトおじさんは私のことキライになったの?
お父さんもお母さんも誰もいなくなったのに、
マサトおじさんまでいなくなったら、
1人ぼっちになっちゃう。
そんなの嫌だ。
それとココにいるのもホントは嫌で嫌でたまらない。」
会う時はいつもニコニコしていて、
わがままも言わずにいたメイだったが、
やっぱり相当無理をしていた。
当然のことだが。
11歳で突然に親を失ったメイが、
たった1年で立ち直れるものか。
ぐしゃぐしゃに泣きながら、
でもどこかで遠慮してるのか、
いつもならまとわりついて来るのに、
この時は俺から少し離れたイスから、
決して近づいてこようとしなかった。
そんなメイを見て、たまらず俺も泣いた。
そして最近、空想程度に考えていたことを提案した・・・
続きは次のページでご覧ください!!