おかんは彼女とお婆さんと会って、食事して。一日泊まって、朝また来て。昼には帰った。
おかんも彼女の家の事は親父から聞いて知ってて。どんな話したのかなと、気になって。
昼過ぎに来てくれた彼女に聞いたら「あは。ごめんなさい。」いきなり謝られて。
「え、何?」「ばれちゃいました。カノジョだって事。」言って見上げてすぐ、視線外して。
「え、誰に?」「お兄ちゃんのお母さんとおばーちゃん。」照れまくりな彼女がいて。
身内に知れるのはさすがにまだちょっと色々早すぎると思ってて。結構、慌てた。
「おかん、何て?」「お願いしますって。」「お願いって。」何をだよって感じで。
「他に何か、話した?」「あは。仲良くして貰ってる事…とか。」内容は聞けなかった。
やたら嬉しそうな彼女をこれからどう扱っていいのか解らなくて。結構長く悩んだ。
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