見ると、なぜかまくれた袖から出ている腕は
ゾウの足のようにパンパンに膨れ上がり内出血で赤黒くなっていた。
混乱してさすったり動かしたりしているとYさんが
「左腕が痛いというので、失礼でしたけど袖をまくらせてもらったので・・・」
と言った。混乱していた俺は
「あ~どうも、ご迷惑かけまして・・・」と素っ頓狂なことを言っていた。
野次馬もどんどん増え、花火を見ている人よりも
オレと追突した車を見ている人のほうが多くなってきた。
Yさんはテキパキと救急車に電話をしてくれている。
ここでようやく、あれ?
オレにぶつかってきた車は?と思って後ろを見た。
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