幼馴染に「余命2ヶ月だから何してもいいよ」と言われた男が彼女にとった行動とは・・・

確か昨日だった。俺はあいつと会った。

引っ越してきたらしい。 俺は声をかけた。

男「お?久しぶりじゃん。幼馴染だよな?」

幼馴染「…」

おかしい。違和感の原因を突き止めるのはそう難しくなかった。

男「…?どうした?」

人違いか?いや…そんな筈は…でもひょっとしたら…

幼馴染「…」

なんだ人違いか。自分を無理矢理納得させて、

アパートの自分の部屋に戻ろうとした。

男「すみません、人違いでした」

幼馴染「アンタ、男でしょ?」

足が止まった

男「なんだよ、人違いかと思ったじゃないか…あー恥ずかしい思いして損した」

幼馴染「ふぅん」

もしかしたら、こいつ明日から俺と同じ高校に通うのか?

男「お前ってさ、もしかして通う高校って」

幼馴染「〇〇高校」

当たった。ちょっとテンションが上がった。

でも、なにか違う。こいつ、こんな性格だったっけ?

男「そうだ!引っ越しの後片付けとか、荷物の整理とか手伝うよ!」

幼馴染「いや…いいよ」

男「そっか…」

なんか鼻っ柱を折られた気分だなぁ…

まぁこいつも女の子だ。

男には見られたくないものだってあるに違いないさ。

男「じゃ…用があったらいつでも呼んでくれな」

部屋に戻り…寝た。

隣からあわただしい音がしたが、呼ばれない以上しかたない。

明日から新学期だ。

あいつはもう部屋にいなかった。

初日からお早い登校ですこと…。

学校

男友「おう!お前また同じクラスだな!」

男「お、そうなのか。よろしくな」

男友「はは、何を今更!」

無意識に幼馴染の名前を探した。

無い…無い…あった。

灯台下暗し、とはこのことか。同じクラスだ。

男友「まぁ…教室に行こうぜ」

男「そうだな」

多分今年も出席番号でいえば、1番後ろの席だろう

やはり席は1番後ろか。 あいつは1番前の隅だった。

男友「あの子…うちの学校にいたっけ?可愛い子はすぐチェックしてるんだが…」

お前のチェック精度は舐めたモンじゃないが、

「あの子」は転校生だ、無理もない。

女友「あの子多分転校生だよねー…。なんか怖いなぁ…雰囲気が」

聞いてたのか

男友「話しかけてこいよ!お前が友達第1号だ」

女友「えぇ~」

男友「帰りにタコ焼きおごってやるよ」

女友「イェッサー!」

小柄な女友が幼馴染の席に走っていく。

机の上に乗り出し、気さくそうに話しかけている。

あいつの昨日のようすじゃ、突っ返されるのがオチ…

女友「そんなわけで、よろしくぅッ!」

幼馴染「うんっ!よろしくねっ」

あ…あれ…?そこには昔のあいつがいた

先生からの紹介により、幼馴染は自己紹介した。

うん、普通に明るい。友達もたくさんできるだろう。

じゃ、昨日なんで…。

放課後

男「おう、一緒に帰るか?アパート隣だし」

幼馴染「いい。一人でかえる」

男「はぁ…俺…お前に嫌われちゃったのかなぁ…」

幼馴染「…」

しまった、つい口をついて!

あいつは廊下に鞄を持って飛び出し、帰ってこなかった。

男友「おやおや、あの子となんか関係あんのか?」

男「べ…別に…」

女友「タコ焼き~~」

男友「わかったって!こら、引っ張るな!」

アパート

一応謝ったほうがいいのか…

コンコンとドアを叩く

男「…いる?」

カギ…かかってないし…

男「は、入るぞ」

幼馴染「入らないで!!!」

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