319 :名も無き被検体774号+ :2012/07/30(月) 20:03:19.17 ID:e6Xcvivh0
無理に操作に逆らった僕の腕は
いったん全体の皮膚をひっくり返されて
硬いもので万遍なく殴打されたように痛みます
両手が自由に動くことを確認すると、僕は
眠そうな目で僕を見上げている青空に話しかけます
「つまり、『操作に抵抗しよう』とするんじゃなくて、
『操作の上書きをしよう』とすればいいってことか」
青空は不機嫌そうな顔で、小さな咳をします
「惜しかったなあ。気付くの早すぎですよ」
321 :名も無き被検体774号+ :2012/07/30(月) 20:11:50.77 ID:e6Xcvivh0
「もしかすると、もとから知ってたんですか?」
「いや。俺の操作に、お前が抵抗する感じを参考にした。
操りながら操られることで、とても効率良く学習できたらしい」
「なるほど……とは言え、体、めちゃくちゃ痛むでしょう?」
「ああ。自分が何しゃべってるかわからないくらい痛む」
「私もです。おまけに頭はくらくらするし。暑いし。
くもりぞらさん、私、首の汗ひどかったでしょう?」
「べつに」
「ひどかったんです。ああ恥ずかしかった」
どうでもいいことばかり気にする女の子です
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