見知らぬアドレスからメール!誰かは教えてくれないけどやりとりし続けていたら記憶の奥に封印していた想いが溢れ・・・

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離れないように、ギュッと彼女の手をつかまえながら。
あれから、僕は何度か彼女がいる休憩所に通った。
なかなか時間はできなかったけれども、
メールだけじゃなくて。
今度は会うようにして、
気持ちの距離を縮めていった……
つもりだった。
女「くすっ、いつもありがとう」
またいつか、
彼女は僕から気まぐれに離れてしまうかもしれない。
それでも……今こうして隣で笑っている、
僕たちの「いつも」を大事にしていきたい、そう思う。
女「……最近さ、あの猫ちゃんたち見ないよね」
二匹の猫は、もう二度と僕たちの前に現れる事はなかった。