DQN「・・・。」
非リア「ね、姉さんは、ぼぼぼ、僕と違って明るい性格で、よ、よく笑う人だった。じじ、自殺とは一番縁遠い性格だったんだ。」
DQN「・・・。」
非リア「そそ、その姉さんを、あの事故は自殺に追い込んだ。もも、もっとも、あれだけの傷を負えば、お、男の人でも自殺するかも知れないけど。」
DQN「そんなに・・・」
非リア「うん。ひ、ひどい傷だった。あ、あの日以来、僕は女の子がケガするのを見るのが怖いんだ。ごご、5年生の時、低学年の女の子がブランコから落ちたのを見た時も、あ、あ、足の震えが止まらなかった。」
DQN「・・・・・・今もか?」
非リア「い、今は少しマシになった。も、も、もう5年経つからね。ででで、でも、やっぱり見るのは嫌だ。」
DQN「そうか・・・俺は・・・・・・お前のトラウマも抉っちまったんだな。」
非リア「ごご、ごめん。くくく、首を絞めたのはやり過ぎだった。」
DQN「構わねぇ。喧嘩してりゃ、首絞めなんてしょっちゅう経験する。慣れてんよ。」
非リア「そそ、そうか。すすす、すごいね。」
DQN「・・・・・・意識飛ばされたのは初めてだけどな。」
非リア「えっ? あっ・・・・・・」
DQN「ってか、喧嘩で負けたのも初めてだ。お前、俺を初めて敗北させた男だぜ。」
非リア「あの・・・その・・・」
DQN「意外なトコに強敵がいたモンだ。」
非リア「あ、あ、あい、あい・・・」
DQN「ん?」
非リア「アイム、ちゃちゃちゃ、チャンピオン・・・」
DQN「・・・。」
非リア「・・・。」
DQN「・・・ぷっ!」
非リア「はは・・・」
DQN「だははははははははっ!」
非リア「あは。ははははは。」
DQN「ははははははっ! 何だよそれ! ぶはははははっ!」
非リア「あはは。」