非リア「うっ・・・ごご、ごめん。」
DQN「違ぇよ。謝れっつってんじゃなくてよぉ、お前も、俺のオフクロの前歯の件みたいに、身に染みて感じる経験した事あんのかって訊いてんだ。」
非リア「そ、それは・・・・・・」
DQN「・・・無理に訊こうとは思わねぇけどな。」
非リア「・・・。」
DQN「・・・。」
非リア「・・・・・・ぼぼぼ、僕には姉さんがいたんだ。」
DQN「・・・“いた”?」
非リア「じじ、自殺した。」
DQN「・・・・・・すまねぇ。やめよう、この話。」
非リア「い、い、良いよ。きき、君になら、な、何だか話しても良い気がする。」
DQN「・・・。」
非リア「と、歳が離れててね。ぼぼぼ、僕が小学校2年の時、ね、姉さんは高校1年だった。」
DQN「・・・。」
非リア「あ、ある夜、塾の帰り道に、ねね、姉さんは飲酒運転の車に跳ねられて、そそそ、そのまま100メートルほど引き摺られた。」
DQN「・・・。」
非リア「かか、辛うじて命は助かったけど、か、か、顔の右側がズタズタになった。」
非リア「ひひ、皮膚はボロボロに裂けて、ほ、頬骨が削れて輪郭が変わって、右耳も千切れて、右目も失明した。」
DQN「うっ・・・」
非リア「もも、もう、“顔をケガした”なんて、れべ、レベルじゃなかった。かかか、完全に“顔を破壊された”んだ。」
DQN「・・・その・・・・・・整形はできなかったのかよ?」
非リア「むむ、無理だった。ひ、皮膚移植である程度は治せるけど、それでも完全じゃない。そそ、それに頬骨と耳と視力は、どどど、どうしようもない。」
DQN「・・・・・・そうか。」
非リア「じじ、事故から一ヶ月後、顔の包帯が取れた。ね、姉さんも僕ら家族も、そそそ、そこで初めて、その破壊された顔を見たんだ。」
DQN「・・・。」
非リア「そそ、その夜、姉さんは首を吊った。」
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