高原の自然公園 入口
プシュー
非リア「うわぁ、すごい。綺麗な高原だねぇ。ホントに駅前と違って、こっちはかなり涼しいんだね。」
A子「この入口で標高1500メートルぐらいだったかなぁ? あの山頂が2000メートルなんだよねぇ。スカイツリー3本分以上の高さだよぉ。」
非リア「そうかぁ。そうやって例えられると、改めてすごいトコに来たんだって実感が沸くなぁ。」
A子「だよねぇ。」
非リア「あっ、ところで、バスはここが終点みたいだけど、バイト先のペンションって、この近くなの?」
A子「ここから車で5分ぐらいだったかなぁ。オーナーが迎えに来てくれるらしいけどぉ。」
非リア「あっ、そうなんだ。どこかなぁ?」キョロキョロ
A子「えっとねぇ・・・・・・何かぁ、灰色のハイエース?って言ってたけどぉ・・・分かるぅ?」
非リア「あ、うん。ハイエースは知ってるよ・・・あっ、あれじゃない?」チョイチョイ
A子「あれぇ? あの大きいヤツぅ?」
非リア「うん、そうそう。四角くて大きい・・・あっ、人が降りて来たよ。」
A子「あっ! オーナーだぁ! うわぁ、全然変わってないしぃ!」
オーナー「え~っと、バイトに応募してくれたA子ちゃんと、非リア君かな?」
A子「はぁい。」
非リア「あっ、ははは、はい。」
オーナーの車中
オーナー「いやぁ、A子ちゃん大きくなったねぇ。一瞬、分からなかったよ。」
A子「えっ? あたしの事ぉ、覚えてるんですかぁ?」
オーナー「覚えてるよぉ。昔、ご家族でよく来てくれてただろう?」
A子「あぁ、はい。そうですそうですぅ。」
オーナー「昔来てくれていた子供さんが、大きくなったらバイトに来てくれるなんて、こんな嬉しい話はないねぇ。しかも彼氏まで連れて。」
A子「あはっ。」
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