男C「特にどっちがキモいって、やっぱ非リアの方だろ。“どどど、DQNとツルんでる俺ってワルワルワルだわぁ”みたいな感じがすげぇするし。」
男D「ダハハハハ! すげぇ似てる、それ! でも、俺はDQNの方がキモいと思うなぁ。なんか“かわいそうな知恵遅れを相手してやってる俺、超善人”みたいな。ほら、女の方はすっげぇカワイイのに男の方が超絶ブサいカップルっていんじゃん? あれだって絶対女の方がDQNと同じような事考えてると思うんだわ。」
男C「あぁ、それも分かる。要するにキモい奴同士が見栄で引っ付いてんだろ。」
男D「ダハハハハ! おっと、噂をすれば。」チョイチョイ
男C「えっ?」クルッ
男C「お、ゲイカップルご登場だ。よし、話題変えようぜ。」ニヤニヤ
DQN「・・・。」スタスタ
非リア「・・・。」スタスタ
男C・D「・・・。」ニヤニヤ
非リア「絶対僕らの事話してたよね。」ヒソヒソ
DQN「だろうな。」ヒソヒソ
非リア「それもきっと、周りに聞こえるような音量で・・・」ヒソヒソ
DQN「非リアよぉ。俺はこの2日間でずいぶん大人になったぜ。」ヒソヒソ
非リア「えっ?」
DQN「ストレスってのは溜まれば溜まるほど、ブチまけるのが楽しみになってきて、逆に元気が湧いてくる。その事実に気付いちまった。」ヒソヒソ
非リア「はぁ・・・。」
DQN「イ~ッヒッヒッヒッヒッヒッ!」
二週間後
ザァァァァァ
ザワザワザワ
雨だよぉ
最悪だ 体育中止じゃねぇか
保健の教科書持って来てねぇよ
ザワザワザワ
DQN「非リア。雨だ。」
非リア「・・・雨だね。」
DQN「恵みの雨だ。」
非リア「血の雨の間違いじゃない?」
DQN「この時を待ってたんだ! 体育の日に、雨!」
非リア「いよいよ・・・やってしまうんだね・・・」
DQN「おうよ! これは時代が俺に、奴等を殺せと言ってんだ!」
非リア「はぁ・・・。」
DQN「さぁ! 作戦実行だ!」
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