125:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 17:38:35.01 ID:t4eqgCHaO
男「アレは絶対に幽霊の仕業なのでは!? 何とかして下さい受付さんッ!」
受付「なんとか言われてもお姉さん困っちゃうんだけどなぁ、あ、ケルケル君?」
清掃「ん? ハーイ! どしたのフォクシィ?」スタスタ
受付「ちょっと聞いてよ、男くんってばまた幽霊みたんですって」
清掃「ワオ! オトコってば運イイネ! ボクまだ一度も見れてない! テラクヤシイ!」ニコニコ
男「ちっとも思ってない顔で言わないでくれっ」
受付「でも凄いよね。お姉さんも未だ音だけ、オーナーだって見たことないのに
清掃「ownerは信じてないだけっぽいケド」キョトン
受付「ありゃ信じる感情がそもそもないのさ。客だって騒いで問題になったのに」
男「問題なってる!?」
受付「苦情たんまりよ、黙殺して証拠隠滅してるけど。だからキミが何時だって使えるわけじゃんか、住まわせてもらってるんだから文句いわなーい」
清掃「掃除しなくて大変ラクチンね」ウンウン
男「だからケル君はそこでなんの掃除をしてたのか教えてくれ…ッ!」
受付「でも水漏れ程度ならケルケル君が直せそうじゃない?」
男「程度ってなんですか? 今までそれ以上なことがあったんですかッ?」
清掃「うん! まかせてオトコ、ボクならきっと安眠を保証できるよ! イッツオーライ!」
126:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/22(土) 17:39:15.48 ID:t4eqgCHaO
夜 44号室
清掃「──バルブが緩んでたので治しましたケド、どうだろー?」ゴソゴソ
男「これで水漏れしない…?」
清掃「平気と思うよ? パッキン傷んでたらバイしてくるし、ミズモレ程度なら安心楽ちんよ」にぱー
男「そっか~…」ホッ
男(……。冷静になってみると、何を水漏れ程度で幽霊幽霊と騒いでたのだろう。凄くケル君に申し訳ないなあ)
男「その、ありがとねケル君。俺の我が儘につき合わせちゃって」
清掃「ノンノン、気にしないのがトモダチだから!」
男「ケル君…!」
清掃「でもやっぱ、シャワールームの水漏れはチョット意味わかんない。アレ謎すぎだよ」ニコニコ
男「唐突に新情報出さないでッ!? シャワールームも!?」
清掃「あ、あれ? 知らなかったの? むしろそっちの赤い液体ドロップを怖がってるとばかり…っ」アセアセ
男「ひょおおおああああああ!!」メキュメキュメキュ…
清掃「ひぁー! オトコが見たことない顔になってくよー!」
【怖すぎたので泊まってもらうことにしました。】
続きは次のページからご覧ください!!