美しすぎる学校の先生が不登校になってしまったので家にお見舞いに行った結果・・・

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カップが空になるころには、いい加減この空気に堪えられなくなってきていた。

「また、来てもいいですか」

先生は、じっと押し黙って、なにかに耐えているみたいだった。

「現代文やってて、先生に聞きたいこととか結構あるんです。進路のこととかも相談にのってほしくて」

先生の頭がゆっくりと頷くように見えたのは、おそらく、見間違いではなかったと思う。

 

5: 名も無き被検体774号+ 2014/03/12(水) 07:00:58.69 ID:zSMs1Lti0
 久しぶりに先生に会ったせいか、翌日はまったく勉学に身が入らなかった。
いなくなった当初はともかくとして、失踪(僕らにとって彼女は、それくらい唐突に姿を消したのだ)から二か月が経たんとする今では、先生のことを話題に挙げる生徒の数も少なくなっていた。先生はこの二か月何をしていたのだろう、ということばかり考えていた。
すでに学校を辞めてしまったというわけではなさそうだった。仮にそうであるなら学校側はもっとちゃんとした説明をするだろうし、当の先生も、あそこまで辛そうな顔はしなかっただろう。あの表情、雰囲気を僕は知っている。
中学生だったころ、友人に引っ張られて近所の同級生の家に立ち入ったことがあった。
平日の朝9時前くらいだったろうか。当然、通常なら登校しているべき時間帯だった。
どういうことかというと、その同級生というのは、いわゆる不登校児だったのだ。
僕は彼と特に親しいわけではなかったけれど、一緒にその家に上がり込んだ友人は違った。
友人と不登校児は竹馬の友というやつで、友人はどうにか、彼を立ち直らせたいんだと息巻いていた。そんなことをしたって逆効果じゃないか、と僕は冷ややかな目で友人を見ていた。

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